【野鳥撮影】エナガの撮り方!身近な小鳥を可愛く撮るコツとは?
こんにちは!ムーアです!
野鳥観察会の講師もしているフォトグラファーだよ!
今回は身近な野鳥、エナガの撮り方を徹底的に紹介していきます!
シマエナガ、有名だよね!
今回は北海道のシマエナガじゃなくて、全国どこでも見られるエナガの撮り方だよ!
そう、もはや超有名なシマエナガと違って、身近さがウリのエナガの生態や可愛く撮るコツ、おすすめカメラを紹介していきます!
エナガとは
ちっちゃくて、丸っこくて、可愛い小鳥。それがエナガです!
説明 雑すぎっ!
全国に広く分布していて、都市公園でもちょっとした林があれば見られる身近な野鳥です。
シマエナガとはどういう関係?
実は種類は一緒です。
生物の分類階級でいう種(しゅ)としては、どちらもエナガなんですね。
その中で、北海道に生息する頭の白い亜種(あしゅ)をシマエナガといいます。
エナガの特徴
・全長14cm、体重5~10g
・体に対し、尾羽が長い
・くちばしは短く小さい
・眉斑(びはん)は太く後頭部で繋がる
・黄色いアイリング(幼鳥は赤い)
・声はジュリリ、ジュルル、など
全長の半分は尾羽なので、体は約7cmと手のひらサイズ。
ちっちゃ!!
尾斑(びはん)は眉毛みたいな模様のこと。アイリングは目の周りの瞼(まぶた)。太眉に黄色いアイラインをひいたようで可愛らしいですね。
エナガの暮らし
エナガを撮影するにあたり、季節による行動の変化を知っておくと有利に立ち回れます。
エナガは他の小鳥より少し早めに巣作りを始めます。
クモの巣の糸や、コケを口いっぱいに持って運び、巣を作ります。この時期はせわしなく動き回っているため、撮影はやや難しいですね。
巣作り中のエナガ撮影にチャレンジ!
10日ほどで高さ13cmほどの球形の巣ができ、7~11個の卵を産みます。
14日ほどでヒナが孵り、16日ほどで巣立ちます。
抱卵中は姿が見えづらく、餌やり中は親鳥が警戒するため撮影は遠慮しておくのが無難。
巣立った頃には可愛いひな鳥が枝に並んでいることも。巣立ってしばらくは家族で生活します。
繁殖後~秋冬にかけては数家族が集まって小さな群れになり生活します。
群れであちこち飛び回り、時には目の前に群れがやってくることも。シジュウカラやコゲラなどと「混群」をつくることもあります。
秋に換羽し、冬羽になると全身ふわもこの可愛らしい姿になります。
冬のもこもこのエナガを撮るのがおすすめだよ
エナガの撮り方
上の写真、写ってはいますが枝がごちゃごちゃしていてエナガにピントが合っていません。
そう、小さくすばしっこいエナガは案外撮影が難しい鳥の1つです。
高いところを群れで移動していることが多いので、難しいシチュエーションでは無理に撮ろうとしないのも手です。小さいエナガは近くで撮影してなんぼです。
で、油断していると目の前の枝に止まったりするんですよね(笑)
目の前でポーズをとるエナガに遭遇。目線の高さまで降りてきてくれました。
歩いていて、エナガの群れに気づいたら少し待ってみると良いよ
エナガのふいうちに対処できるように、三脚は使わず手持ち撮影がおすすめです。
また、小さいので焦点距離の長いレンズで撮ると可愛くふわふわに写ります。
まずは声を覚えて、エナガの群れを探してみよう
①エナガの声を覚える
②冬の公園や雑木林がおすすめ
③焦点距離の長い手持ちカメラを準備
④歩いてエナガを探し群れに遭遇したら、少し待って近くに来るのを待つ
⑤焦らず撮影
運の要素も強いですが、他の鳥も狙いながら気楽に探してみてはいかがでしょうか。
焦点距離の長い、手持ち撮影できるカメラってどんなの?
おすすめカメラを紹介するよ!
エナガ撮影おすすめカメラ&レンズ
軽量なマイクロフォーサーズ規格を代表するOM SYSTEM(旧オリンパス)のフラッグシップカメラ。
防塵防滴、強力手振れ補正、野鳥を認識、と野鳥撮影のプロも愛用する名機です。
野鳥の撮影において最優秀レンズの1つ。
OM-1 Ⅱと合わせて防塵防滴、強力手振れ補正。単焦点レンズならではの高精細な画質が得られます。
35mm換算600mm、1.4倍テレコンで840mmが手持ちで撮れる、エナガ撮影にぴったりのレンズ。
オススメはこちらのカメラとレンズ(+テレコンバーター)!
超望遠撮影ができるのに小型軽量なシステム、マイクロフォーサーズ規格を採用しています。
マイクロフォーサーズ?
簡単にいうとセンサーのサイズが小型化されていて、その分同じレンズでも被写体を大きく写せるということですね。
もちろん全て良いという訳ではなく、暗くなってしまうデメリットもあります。が、エナガのような小鳥の撮影をメインでするなら、非常に良い選択肢といえます。
2025年1月15日までキャンペーンで実質安く買えるのでお見逃しなく!
とはいえ、300mm F4.0のレンズは写りが良い分35万円以上と高価です。
そこで代わりになるのがこちら。
なんと14万円弱で手に入る、超望遠ズームレンズ。
防塵防滴でテレコン使用可。個人的には1.4倍付けて最大1120mmの望遠撮影ができるのが素晴らしい。
ズームなのでこれ1本で大きな鳥からエナガのような小鳥まで撮影できる万能レンズ!
エナガのような小鳥の撮影であれば、
・OM-1Ⅱ(マイクロフォーサーズ規格で小鳥も大きく写る)
+
・300mm F4.0(高価だけど、ふわふわの羽毛1本まで写る)
・100-400mm F5.0-6.3(安価で万能なズームレンズ!!)
レンズはこの2本から選択いただければ間違いないかと思います。
エナガが撮れるようになると、コゲラやカラ類など身近な小鳥の撮影がぐっと楽しくなると思います。
どこよりも軽くて望遠なカメラシステムを持って、いつでも撮影に出かけてみてくださいね!
こりゃ普段の散歩も楽しくなりそうだ~!