おさんぽ観察
PRを含みます

雨の日散歩はメリットたくさん!生き物探しのプロが雨の自然散策を楽しんできたよ!

pintyoro

梅雨の時期、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

子供たちも家に閉じこもってゲーム、でも体を動かしたいからイライラ~なんてこともあるかもですね。

ムーア(@nature_familiar)もまさにその通り。晴れの日に限って仕事だったりして、家でダラダラしがち。

我慢の限界だ!
雨散歩に行くぞ!!

ということで、雨の中川沿いの散歩道を歩いてきました!

お散歩総合記事はこちら▲

雨散歩の装備

雨装備

レインコートに長靴、リュックには防水カバー。背中からタモ網が生えています。

完全に不審ですが、雨の日は人通りが少ないのでまぁ大丈夫でしょう。

傘じゃなくてレインコートなのがポイント。両手が空くと出来ることが増えますし、雨を浴びて雨を感じびちゃびちゃになるのが気持ちいいのです。

雨を感じるムーア。完全に不審ですが、雨の日は人通りが少ないのでまぁ大丈夫でしょう。何度も自分に言い聞かせるのが大事です。

今回は川沿いの道を散策しました。

普段見えている陸地が無い

川は雨で増水。近づくのはやめて、川沿いの草むらや歩道を歩いていきます。

水たまり水生昆虫探し

最初に見つけたのは水たまり!ここで生きもの観察してみます。

雨が降ると一時的にできる水たまり

長靴で水たまりに飛び込むんでしょ!?

生きものを!
探すんじゃ!!

特に長雨で長時間水たまりになっていると様々な生きものがやってきます。今回は水生昆虫のゲンゴロウ類を探してみたいと思います!

ゲンゴロウって絶滅危惧種の!?
水たまりで!?

ハイイロゲンゴロウなど小型のゲンゴロウが水たまりにやってくるよ!

浅い水たまりに網を入れる

網を底にしっかりつけて引きずってきます。ズルズル…

あ!これは!

エサキコミズムシ?

カメムシの仲間のミズムシ類です。立派な水生昆虫です!

さらに探っていくと…でた!

いた!ハイイロゲンゴロウ!

とれた!かわいい!!

やりました!狙い通りのハイイロゲンゴロウ!

都会にも生息する種類で、飛翔能力が高く水たまりにもよく出現します。

さらに…

!!?

ち…小さい…笑

チビゲンゴロウだ!

この子もゲンゴロウなの!?

指紋と比べてわかる通り体長2mmほどの虫だが、確かにゲンゴロウの形をしている。その名もチビゲンゴロウ笑

これは正直狙っていなかったのでかなり驚いた。

水たまり1つで色々見られて満足~♪

雨宿りしている虫探し

雨宿り中のオカダンゴムシ

雨降ってると、なんか生きものが少ない…

雨が降ると、濡れたくない生きものは隠れて雨宿りしているのでなかなか見つからないですよね。

隠れているなら隠れているやつを探せばいいんだ!というわけで葉っぱの裏をチェックしていきます!

いたいた!
結構見つかる!

葉の裏で休むニホンチュウレンジバチ
シロタニガワカゲロウ
ヒメウラナミジャノメ

葉の裏を探していくだけで見つかる見つかる!全然前に進めないぜ!笑

なんだか雨を避けている姿が可愛らしく、昆虫たちの姿がいつもより魅力的に見えます。活動的な姿もかっこいいですが、しおらしい姿も見るとギャップにやられてしまいますね。

これがギャップ萌えですよ、皆さん。

ちなみに、昆虫たち全く活動していないかというとそういう訳でもありません。

雨の中飛び回るトラマルハナバチ
水滴が似合うツヤアオカメムシ

また、カタツムリのように雨が降ると活動的になるものも!雨の中の生き物探し、楽しいですよ~♪

水玉レンズで遊ぶ

これが水玉レンズだ!

最後にムーアのとっておき!水玉レンズで遊んでいきます。

雨の日に植物ついた水玉を通して見ると、反対側の景色が超広角で逆さに映るのです!ということで色々遊んでみました。

これは失敗。まん丸な水玉でないとダメみたい。

向こう側の草むらが見える!
ピース!葉っぱから指がにょきっ!
顔もにょきっ

たのしーい!!

いろいろ試しながら写真を撮ってみても面白いですよね!雨が降っていると次々に水玉が出来ては消えるので忙しい笑

雨の日も散歩が楽しい!

今回は2時間くらいの散歩でしたが、水溜まりの水生昆虫に雨宿りの生きもの、水玉レンズとあっという間の2時間でした!

他にも子育て中のムクドリや雨の中飛ぶカワラヒワなどの野鳥も観察出来ました。

雨の日は出かけるまでが億劫ですが、1歩外に出るといつもと違う光景が見られてとっても楽しいのでオススメです。

ABOUT ME
ムーア
ムーア
フォトグラファー・自然解説員
大学を出て水族館に勤めたものの、
「水槽の中じゃなく、自然の中で生きものを観察してほしい!」
と思い、自然解説(野鳥・川・昆虫等の観察会)の仕事を始める。

現在は自然解説員として活動しながら、国内外で野生動物の写真撮影をしている。
記事URLをコピーしました