おさんぽ観察
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双眼鏡とルーペが最強お散歩楽しみグッズ!おすすめ散歩グッズ6選&使い方!

pintyoro

散歩グッズて、水筒とかタオルでしょ?

もちろんそれもあるけど、自然観察グッズがあると散歩の楽しさが全然違うよ!

一般的に散歩に行くときの持ち物といえば、スマホ、財布、水筒、タオル、ティッシュ、音楽プレーヤー…などが思いつきますよね。そんな当たり前の持ち物ではなく、ここでは散歩中にちょっとした自然観察が楽しくなる持ち物を自然解説のプロ、ムーア(@nature_familiar)が紹介していきます!

前提として散歩で自然を楽しむ、具体的な方法はこちらをご覧ください▼

自然観察グッズでお散歩を楽しくしよう!

双眼鏡

今回紹介する持ち物の中では最も高価なものの1つですが、これがあるのと無いのとで全然違うんですよね。

散歩中によく見る生きもの、野鳥がとても多いです。で、野鳥の観察を十分に楽しむには双眼鏡はほぼ必須なのです。また、遠くを飛んでいるチョウや、川の対岸のお花、水中の魚を観察するときにも使えます。

とにかく観察範囲が自身の周りからぐ~んと広がるんですね。双眼鏡を覗いているだけで楽しい!

ムーア(@nature_familiar)的、初めての方におすすめのお散歩用の双眼鏡はこちら。

OLYMPUS製の小型軽量双眼鏡 8X25WP II !価格、明るさ、軽さのバランスが非常に良い!

防水・防塵カメラでおなじみのOLYMPUS製で、もちろんこの機種も安心の防水。さらに折りたたんでコンパクトに持ち歩けるのでお散歩にピッタリ!軽いので長時間首から提げてても疲れにくく、構えていても手ブレしにくいですよ♪がいども野鳥観察会の貸出用によく勧めています。

ちなみに、お散歩用に持つ双眼鏡の倍率は8倍がオススメです。10倍のものなどもありますが、遠くが見える=見える範囲が狭くなる、ので対象物を視野に入れづらく双眼鏡自体も重くなるので散歩には不向きです。上記のオススメ双眼鏡ももちろん8倍ですよ♪

双眼鏡は正しく使わないとボヤけてしまい、力を発揮出来ません。取扱説明書をきちんと読んで、視度調整やピントの合わせ方を確認しましょう。

https://nvj.nikon.com/guide/binoculars/using/using_01.htm

ニコン製双眼鏡の使い方

↑こちらのサイトが分かりやすいです。

良い双眼鏡を持って、散歩を充実させましょう!!

ちなみに…ムーアが使っている双眼鏡は世界最高峰の双眼鏡、スワロフスキー製の逸品(上の画像)。覗くと世界が変わります。お値段約30万円。とてもおすすめ出来ない値段ですが、おすすめです(笑)

ルーペ

双眼鏡とは対照的に、近くのものを拡大して見るのがルーペです。1度ルーペを手にすると、目についた花、コケ、虫、石、などなど何でも拡大して見たくなっちゃいます!先に進めなくなるほどハマっちゃって、さぁ大変(笑)

繊細な若葉のつくりをルーペで観察

さて、こちらもオススメの1品を紹介!池田レンズ社製の10倍ルーペ。価格も手頃で見え味もよく、軽くて使いやすいルーペです。

もっと拡大したい!という場合は20倍も。顕微鏡レベルの倍率で視野はかなり狭くなりますが、肉眼では絶対に見えない世界が広がります。

カメラ

スマホのカメラじゃだめなの〜?

スマホのカメラでOK!
もの足りなければ一眼レフも!

散歩中の風景、野草、花、鳥、小さな生きもの…気づいた発見を撮影して残したり、SNSで発信しましょう!散歩がますます楽しくなっちゃいます。

さて、カメラは何を選べば良いか。何を撮りたいか、どう撮りたいかで考えてみましょう。

スマホで撮影

スマホで撮影して補正

風景撮影であれば、既にお持ちのスマートフォン等で問題ないでしょう。彩度を調整するアプリも沢山ありますので、色味を強調して楽しむこともできます。

足元の花や虫などもスマホで問題なく撮れるでしょう。

スマホで撮影したオオイヌノフグリ

コンパクトカメラで撮影

コンパクトカメラで接写

正直、写りは最近のスマホカメラと比較してもあまり変わりません。ですが、防水や望遠機能がついたコンパクトカメラなら、スマホでは撮れない写真が撮影できるかもしれません。

オススメ防水コンパクトカメラはOLYMPUS Tough TG-6!防水防塵耐衝撃、フィールドに持ち出すことを主軸に作られたカメラで、がいども川遊びの時には必ず持っていきます。

TG-6で撮影

適当に川に手を突っ込んで、小魚を撮影♪なんて楽しみ方もできます!とにかく頑丈で小型、お散歩にはオススメのカメラです!

一方、望遠コンパクトカメラといえばNikonのCOOLPIXシリーズが有名。手が出しやすい価格なのはA1000。

望遠35倍、35mm換算で840mm(つまり結構遠くの鳥が写せる!)で、このサイズ感。お散歩カメラにはぴったりじゃないですか。しかも電子ビューファインダーがついてますので、目で見たまま対象物を捕捉しやすいのも特徴です。

20m程度離れたヒヨドリを840mmで撮影(別カメラ)

スマホで野鳥が撮影できない、でも一眼レフみたいな大げさなカメラはちょっと…という方にとってもオススメのカメラです

ミラーレス一眼レフで撮影

ミラーレス一眼レフで撮影したツグミ(拡大)

一眼レフは大きく重いので、お散歩カメラとしては割愛します。ミラーレス一眼は比較的軽く、お散歩写真で画質にこだわると行きつくのはここではないでしょうか。拡大しても羽毛の1本1本がしっかり写っていたりします。といっても最近は条件が良ければコンパクトカメラでも遜色ない写真が撮れてしまうのが現状ですね。

連写機能が優秀だったり、防滴防塵であったり、機種ごとに特徴はありますが写りにこだわりを持ち始めたら自分に合ったカメラを持つと散歩はもっと楽しくなるかもしれません。ちなみに、ミラーレス一眼はレンズ交換式なので、本体だけ買っても使えません。このあたりが敷居が高くなる所以でもあります。

オススメはOLYMPUSのOM-Dシリーズ。

なかでも防塵防滴(砂や雨に強い)の、OM-D E-M5 MarkⅡ(Ⅲも発売されてますが少し高いので)が個人的オススメ!散歩って屋外活動ですから、天候に左右されない心強さが良いんですよね。価格、軽さ、画質、のバランスが非常に良いカメラだと思います。

野鳥撮影するならこちらのレンズが安価でオススメ。写りもなかなか良いですよ!

スケッチブック、ノート

ムーアのフィールドノートたち

散歩中に出会った生きものや風景などを書き留め、記録していきましょう。書いて楽しい、見返して楽しい、さらに貴重な記録になっちゃうかも!?日時と場所と見られた自然を記録しておくと、数十年後に貴重な記録になることもあるかもしれませんよね。ワクワクしちゃいますね。

絵が得意な方はスケッチ、苦手な方は文章だけでも良いのです。カメラの代わりにノートを持ち歩く方もいます。

ノートは正直、好きな物を使えば良いと思います。しいて言うなら、机が無い場所で書きますので表紙が堅い材質のものが良いでしょう。

がいどのお気に入りはライフ社のシンフォニーノート。シンプルに見た目が好み。表紙も固く、屋外でも書きやすいですが、リングが大きいので端の方は少し書きづらいです。

図鑑

散歩中に出会った生き物や植物の名前が知りたい!という時に役立つのが図鑑。あまり沢山持っていくとかさばるし重いので、軽くて情報量の多いオススメ図鑑を紹介します!

文一総合出版のポケット図鑑シリーズが網羅的でオススメ。

手のひら(から少しはみ出る)サイズで軽くて持ち運びやすい、掲載種類が多い、調べやすい!もっと小さいハンドブックシリーズもありますが、テントウムシだけ、とか限定的なんですよね。初心者にはポケット図鑑がオススメです。

昆虫図鑑

まずは日本の昆虫1400!①と②があり、それぞれ別の分類群の昆虫が載っています。夏の散歩で見かけるメジャーな虫から、小さな虫まで身近な昆虫はほとんど載っている凄い図鑑です。

日本の昆虫1400についてはこちらの記事も参考にどうぞ!

草花図鑑

続いて身近な草花300!こちらも2冊あり、街中編と郊外編に分かれています。樹木ではなく、足元の野草たちが分かりやすく紹介されています。

何がわかりやすいって、白抜き写真で綺麗、花の色別に載っていて調べやすい、観察ポイントも載っていて楽しい、と初心者には優しい内容になっているところです。

樹木図鑑

野草より樹木が知りたい!という方は都市の樹木433

もの凄い情報量が1冊に詰まっており、葉の形から種類を絞れます。慣れないうちはどの葉っぱも同じに見えるかもしれませんが、どこを見れば違いがあるのかも気づいてくるはずです。

野鳥図鑑

いつも見かける野鳥の名前が知りたい、という方はこちら。ポケット図鑑ではありませんが、同じ文一総合出版から出ている野鳥手帳「あの鳥何?」がわかります!がオススメ!

この図鑑、イラストと写真で構成されている珍しい図鑑です。イラストはムーアが敬愛する水谷さん(めちゃめちゃ絵が上手い!)、写真も野鳥写真の第一人者叶内さんが担当という安心感。

写真図鑑って、オス、メス、幼鳥のどれかしか載っていなかったり(結構見た目が違うのに!)、見たいところが隠れていたり、ぶれていたりするんですよね。イラストだけの図鑑は実物の質感とかがイメージしづらい。なのでイラスト&写真の図鑑って貴重なんです!

さらに小型軽量で、探すコツやコラムも充実しているのでお散歩に携帯する野鳥図鑑に本当にオススメなんです。

実際に使ってみた記事はこちら▼

チャック付き袋

ママ、どんぐり持って帰りたい~!

え~!しかたない、ポケットにいれていくか…

なんてときに便利なのがチャック袋!

散歩していると、綺麗な花びら、木の実、石、鳥の羽根、落葉などなど様々な自然の落し物に気が付きます。中には拾ってドライフラワーにしてみたり、アクセサリーにしてみたり、なんて楽しみ方が出来ることも。

持ち帰るときに鞄やポケットに入れると壊れたり、砂や虫がついていたりしますので、密閉できる袋があると安心ですね。

なんだかんだ、無地のものが中身も見えて、油性ペンでメモも書けるので使いやすいです。100円ショップのは割高で柄物ばかりなのですよね。

救急セット

メッシュポーチにまとめた簡易救急セット

観察グッズじゃないけど、お散歩に持っていくと安心感が違うよ!

ティッシュや絆創膏は持ち歩く人も多いかもしれませんが、ここではがいどが普段から持ち歩いている救急セットの中身を紹介します。

絆創膏

お子さんと散歩だと最も使用頻度が高いかもしれません。転んですりむいたり、草むらで切ってしまったり。気づいたら出血していた~なんてこともよくあります。

家にあるもので問題ないと思いますが、近年は痛くない・早く治る・傷跡が残りにくいという湿潤療法ができる商品が出ていますので個人的にはこちらがオススメ。割高ですけどね。

ヒザ用の四角いのも1つあると安心ですよ。

虫除けスプレー

夏場はこれがあると非常に安心して散歩できます。持ち歩いて、虫が多ければ使うというのが良いですね。

虫よけ成分でメジャーなのがディートという成分。30%まで認可されていますが、ストッキングが溶けたりしますので注意。大人ならディート12%程度のものが効果と刺激のバランスが良いでしょう。

小型で持ち運びやすいムヒの虫よけはディート12%配合。ちなみにサラテクトはディート10%以下の商品が多く揃っています。

最近注目されているのはイカリジンという虫よけ成分。多種多様な虫に効果を発揮するディートと異なり、蚊、ブユ、アブ、マダニの4種のみの効果ですが、年齢による使用制限が無く、子供でも安心して何度でも使えるのが特徴です。

イカリジン配合商品はフマキラーの天使のスキンベープシリーズ。パッケージと名前から既に優しい印象が伝わってきますね(笑)

虫刺され薬

それでも刺されてしまったときは、すぐに薬で炎症を抑えましょう。

蚊に刺された場合など、症状がかゆみだけの場合は抗ヒスタミン剤(かゆみの原因ヒスタミンを抑える)を使いましょう。

ロングセラーのムヒSは刺激の強いステロイド剤(後述)を含んでいませんので、蚊に刺されただけであれば子供にも安心して使えるこちらが良いでしょう。

一方、かゆみ+腫れやただれ、ほてり等の炎症が起きている場合は、ステロイド剤(白血球の働きを抑える)による治療が必要です。

ムヒアルファEXは腫れや炎症をしっかりと抑制します。クリームタイプですが、さらっとして白残りしません。

ウェットティッシュ

どこでも水道で手が洗えるとは限りませんので、さっと手を洗いたいときに便利なウェットティッシュを持ち歩きましょう。

自然遊びや生きもの観察をしていると、気がついたら手やひざに泥や汚れが付くものです。草の汁がついたり、鳥の羽根拾ったり(結構汚い)、落葉ひっくり返したり(なにしてんの)、ね。

常備薬

がいどは疲れてくると頭痛がしたり、冬場は肌が乾燥したりしますので以下を常備しています。

  • 頭痛薬(イブクイック)
  • ハンドクリーム
  • リップクリーム
  • ティッシュ
  • 栄養剤(キューピーコーワゴールドα)

イネ科の花粉もちなので時期によってはティッシュも欠かせないですね。栄養剤は保険です(笑)。このあたりは人によって異なってくると思いますので、自身に必要な物を散歩に連れていきましょう。

今回紹介したのは「絶対必要、無いと散歩にならない!」というものではありませんが、「あった方が絶対散歩が楽しくなる!」のは間違いありません!自分にあったグッズを手に入れて、楽しいお散歩ライフを満喫してくださいね♪

ABOUT ME
ムーア
ムーア
自然解説員
大学を出て水族館に勤めたものの、
「水槽の中じゃなく、自然の中で生きものを観察してほしい!」
と思い、自然解説の仕事を始める。

現在は川の観察会、野鳥観察、昆虫採集、植物観察などの講師を務める自然解説員として活動中。
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