OM-1 Mark Ⅱ実写&比較レビュー!「外に出たくなる」カメラの魅力って?
みなさんこんにちは!
ムーアです!
今回はOMデジタルソリューションズさんから新製品カメラをお借りしたので、約1か月がっつり試させて頂きました!
・OM SYSTEM OM-1 Mark Ⅱ
・ED150-600mm F5.0-6.3 IS
のボディーとレンズをお借りしたよ!
また借りたの~!?わがまま放題か!
というわけで、
・2年以上使ってきた初代OM-1との比較
・他社フルサイズ機などと比較
・実際どのくらい撮れるのか(実写サンプル)
といったところで紹介していきたいと思います!
OM-1 Mark Ⅱ/ED150-600mm F5.0-6.3 IS
今回お借りしたのはこのセット!
300mm F4.0に慣れてると、結構大きく感じるよ!
ボディーサイズは先代OM-1と変わらないけど、レンズの方は300mm F4.0と比較して一回り大きい印象です。質感もマットな感じですね。
ではこちらの機材を中心に、自前の他のレンズも交えて試していきたいと思います!
まずは新しいOM-1 Mark Ⅱの機能を1つずつ試していきましょう。
撮影が楽しくなるOM-1 Mark Ⅱの機能
OM SYSTEM OM-1 Mark Ⅱ(2024年2月発売)は初代OM-1(2022年3月発売)の後継機ですね。
防塵・防滴、小型軽量といったボディの特性、AI被写体認識(野鳥など)、深度合成、ハイレゾショットなどのソフト面はそのままに、ライブGND(グラデーションND)など新機能の追加やAF精度向上など使い勝手が向上したモデル。
とにかく高機能で、特に野外での撮影に特化したカメラという印象だよ
ということで、野外撮影が楽しくなる主な機能を紹介!
防塵防滴
こんなに濡らして大丈夫!?
はい、IP53等級をもつOM-1 Mark Ⅱなら全然余裕です。
IP53って「粉塵からの保護がされ、垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受
けない」という基準です。
ちなみに防水のテスト方法は「50mmおきに開いた穴から1穴あたり0.07L/分の水を10分放水(しかもスイング)」(笑)
いや強すぎでしょww 雨なんか余裕だわ~
小型軽量
OM SYSTEMのレンズを他社フルサイズ機と比較してみたよ
35mm換算で同じ焦点距離の機材と比べると、一目瞭然!
OM SYSTEMはセンサーサイズが小さい「マイクロフォーサーズ規格」を採用しているので、システム全体を小型軽量化できるのです。
「フルサイズ規格」よりも明るさを犠牲にするけど、画像処理エンジンの性能向上でそこまで画質も劣らないから凄いね
カメラ本体のサイズはそこまで変わらなくても、焦点距離が2倍になるから機材全体が半分くらいの軽さになるんだな。
AI被写体認識&手ぶれ補正
他メーカーの高級機にはもはや定番となりつつあるけど、野鳥などをAIが認識して自動でピントを合わせてくれます。
(この価格帯でAI被写体認識してくれるのはOM-1 Mark ⅡとパナソニックG9PROⅡくらいかな?)
OM-1 Mark Ⅱでは、先代OM-1より精度が向上し手前の枝などにもピントが引っ張られにくくなっています。
さらに、今回使用した150-600mmのズームレンズでの望遠端、換算1200mm相当でもピタッとブレが止まるのは感動ものです。
まぁ上の動画を見てくれ、初めて使うと感動ものだ
深度合成
マクロ撮影で効果を発揮する、深度合成機能。
近距離のお花撮影で花びらにしかピントが合わない!
って時にピント位置を少しずつずらして複数枚撮影し、ピントが合っているところだけを上手く合成する技術。
これをカメラ内でやってのけるのがOM SYSTEMのOM-1 Mark Ⅱの凄いところ。
他メーカーの50万円以上のカメラにも「フォーカスBKT(ブラケット)」機能はついていて、ピントの位置を少しずつずらしながら撮影してくれますが、専用のソフトを使って後からPCで合成処理しないといけないんですよね。
面倒くさ!
こういうところが、撮影体験が楽しくなるカメラといわれる所以ですね~。
今回のカキドオシのお花も撮ったその場で合成具合を確認し、合成枚数やピント幅など微調整しながらの撮影が楽しかったです。
ハイレゾショット
OM-1 Mark Ⅱのコンピュテーショナルフォト機能はまだまだある!
あと3つ紹介!(まだまだあるけど)
まずはハイレゾショット!
ハイレゾショットでは通常、2,040万画素という画素数のOM-1 Mark Ⅱですが、複数枚撮影した画像を合成。
【三脚ハイレゾショット約8,000万画素】
【手持ちハイレゾショット約5,000万画素】
の高画素撮影ができます。
あまり動かない風景写真を引き伸ばして印刷したい時などで重宝しますね。
拡大するとお花1つ1つがくっきり写ってるね!
ライブGND(グラデーションND)
さらにOM-1 Mark Ⅱからの新機能、ライブGND(グラデーションND)機能を世界初搭載しています!
こちらも風景写真で困った経験ある方にはきっと嬉しい機能!
青空と風景を写したら、空が真っ白or風景が真っ黒…なんてことありますよね。
光の量を減らすNDフィルターってのがあるんですが、それをカメラ内で自由自在に設定できちゃうすごい機能です。
なんだか色々試したくなるな!
わくわくするぞ!
そう、本当に撮影してて楽しいカメラなんですよね。
プロキャプチャーモード
すごい!飛んでるカワセミ!
すごい!と思った方はOM-1 Mark Ⅱ買った方がいいですよ(笑)
慣れれば超簡単に撮れますから。そう、プロキャプチャーモードを使えばね!
このモード、シャッターボタン半押し中も仮記録していて、全押しすると最大99コマ遡って記録してくれる優れもの。
この機能がもう楽しすぎて楽しすぎて…笑
もうずっと半押しぷるぷるですよ。「あっ」と思った時にシャッター切ると、一瞬前の決定的瞬間が写ってるんです。
最高120コマ/秒で撮影できるので、1/4000秒くらいのシャッタースピードで撮るのがおすすめだよ
全てプロキャプチャーモードで撮影しました。
面白いシーンが狙って撮れるので、ずーっと撮影していたくなります。
使ってみたい~!
比較して分かったOM-1 Mark Ⅱの強み・弱み
OM-1 Mark Ⅱが多機能なのはわかったけど、他のカメラはどうなの?
というわけで、主に動植物を撮影するムーアの独断と偏見で先代OM-1と、各社ミラーレスカメラで価格帯が近い(20~40万程度)高性能な機種で比較。
項目もムーアの選定基準(笑)に基づき画質、AF性能、高速性能、手振れ補正、防塵防滴、軽さ、撮影機能、価格で比較検討していきます!
まずはマイクロフォーサーズ規格の3機。
PanasonicのG9 PRO Ⅱは安くて高画質な万能選手って感じだけど、面白い機能とかは少なそうだな。
在庫があるうちは初代OM-1も良い選択肢かな?
うん。だけど今から買うならスペック以上に使い勝手が向上しているMark Ⅱの方が個人的にはオススメかな。
お次は各社フルサイズ機との比較!
他社と比べると安価なのに、OM-1 Mark Ⅱの方が優秀な要素が多いね!
もちろんセンサーサイズの差をはじめ、一概にはいえないけど屋外で手持ち撮影する機会が多い人にはとてもマッチするカメラだね。
OM-1 Mark Ⅱ実写サンプル
では最後に、試し撮りした写真を大放出!
お借りした150-600mmの超望遠レンズで主に野鳥を中心に撮影してきたよ!
楽しかった〜!
OM-1 Mark Ⅱ × 野鳥
150-600mm F5-6.3 ISは換算1200mmという超望遠で遠距離から野鳥を撮影!という謳い文句ですが、個人的には近距離の野鳥をドアップで撮影!の方が楽しかったです(笑)
望遠側600mmでも最短撮影距離2.8mなので、3mくらいのすぐ近くまでやってきた小鳥を換算1200mmで写すという暴挙ができます。
暴挙(笑)
もはや手のひらサイズのエナガが画角からはみ出る(笑)
もちろんズームレンズなので、大型の鳥は顔だけアップでも撮れますし、引きの構図で撮影することもできます。
防塵・防滴と手ぶれ補正のおかげで、撮影シーンを選ばないのも魅力です。
雨でも、暗くても、いつでも撮影日和!なんですね。
OM-1 Mark Ⅱ × 花
OM-1 Mark Ⅱはお花の撮影もめちゃくちゃ楽しい!
マクロレンズや望遠レンズで背景をぼかすと良い感じですね。
さらに背景を選ぶとなかなか良い感じに撮れます。上はどちらも60mmマクロで撮影。
小さな野草もマクロレンズと深度合成機能で撮影。
画作りに集中できる、本当に良いカメラです。
OM-1 Mark Ⅱ × 昆虫
時期柄、あまり大きい昆虫には出会えませんでしたが少しだけ撮影しました。
いずれもED 150-600mm F5.0-6.3 ISで撮影。
生きものを撮影したいなら、本当にこの1本で全て済んでしまう感じですね。鳥を狙いながら、昆虫が出てきたらそのまま撮影できます。
飛んでいるチョウやトンボも被写体認識(鳥モードで昆虫も認識する)やプロキャプチャーモードで捕捉できることでしょう。
おすすめ購入先
OM-1 Mark Ⅱ、いかがでしたでしょうか。
撮影が楽しくなるということは、撮影に行きたくなるということ。
たくさん行けば、上手くなって益々撮影が楽しくなる。
軽くて丈夫で本当にストレスなく、撮影に集中できて使っていて楽しいカメラだね。
それで、どこで買うのが一番オトクなんだ?
何を重視するかによるよ!
安心重視
安心なのはやっぱりメーカー直販で購入ですね。
・メーカー保証が1年→3年へ延長!
・会員登録で割引※
・マイルが溜まって景品がもらえる
※割引率は会員ランクによって異なり、初回だと5%OFFですかね。
なので急がなければボディーとレンズは別々に買うと、後で買う方は10%OFFで買えるよ。
メーカー保証は自然故障だから、通常使用での故障を保証してくれるんだね。
こちらに非が無ければ3年間は無償修理だから、かなり安心だな!
価格重視
保障なんてどうでもいい!とにかく安く買う方法は!?
という方もいるでしょう。笑
それはもう、Amazonや楽天なんかで買うのがベストですね。
なんのひねりも無いな!
ただ、時期によっては公式サイトで分割無金利やキャッシュバックのキャンペーンやってることも多いので、公式サイトも必ずチェックしておきましょう。
今回の記事で使用したレンズもリンクを置いておきますね。
今回大活躍したズームレンズ、公式サイトで3年物損サポートにも加入できます。これはメーカー保証と異なり落としたり水没させた場合も補償範囲になるもの。
税込35,200円だけど、月割り計算だと977円/月で保険に入れるようなものだね。
結構過酷な使い方しそうだから入っとくと安心かも~!
お花をメインで撮影したマクロレンズ。5万円ちょいとお手頃価格ながら、かなり写りの良いレンズでおすすめです。
というわけで、新登場のカメラレビューでした!
良いカメラを買うと、休日の過ごし方が変わります。ぜひぜひ充実した人生を満喫するために、良いカメラと良い生きものとの出会いをしてくださいね♪
写真はインスタでもアップしていくよー