【バードウォッチング】おすすめ野鳥の本10選!図鑑だけじゃない本の選び方!
持ってる生きものの本は100冊以上!ムーアです!
今回はムーア的おすすめ鳥の本ベスト10を紹介していきます!
用途に合わせて紹介していくよ!
図鑑(初心者向け)
野鳥手帳 あの鳥なに?がわかります!
・イラストが上手く、特徴が図示される
・写真も載ってる
・薄くて小型軽量
・種数は少なめ
・コラムも充実で読んで楽しめる!
ムーアが初心者の方にオススメしているのが、この「野鳥手帳」!紛らわしい名前ですが、2021年に発刊された素晴らしい図鑑です。
ムーアが大好きなめちゃくちゃ上手い野鳥画家、水谷さんの描かれたイラストと、野鳥写真家の第一人者のひとり、叶内さんの写真&解説という豪華な1冊。
見た目の色合いが正確な写真図鑑と、鳥の全身が同じポーズで見比べられるイラスト図鑑。両方の良いとこ取りしたハンディ図鑑なんです。
軽くて持ち運びもラク、コラムも充実してて大好きな図鑑なんですが、掲載種数が少なめなのでぶっちゃけムーアは持ち歩いてません。が、最近鳥を見始めた方や、まずは近所の鳥からはじめたい、という初心者の方にはこれ以上ないくらいオススメの図鑑です!
図鑑(中級者以上)
日本の野鳥650
・日本で見られる野鳥のほぼ全て掲載
・写真が大きく綺麗、印刷も良い
・持ち運びも耐えられる軽さと強度
じゃあムーアは普段何を持ち歩いてるかというと、こちら「日本の野鳥650」ですね。
こちらの図鑑、真木さんという写真家が全て1人で撮影したというから驚き。そのため写真のクオリティが一貫しており、写真集的にも楽しめます。印刷も綺麗ですしね。
全種載っているだけあって、なかなかの重さですが携帯できないほどではありません。つくりも結構頑丈で、野外でも安心して使えます。
ムーアのは仕事でも休みの日でも使い倒してるのでもうボロボロですね笑
決定版 日本のカモ識別図鑑
・カモだけ載っている図鑑
・雌雄、年齢、繁殖羽など全羽衣がイラストと写真で載っている
・分布や生態などの情報も詳しく掲載
・カモ以外の鳥は載ってない
さらにレベルが上がると、分類群ごとに詳細な図鑑がありそこに行き着きます。
このカモ図鑑がまさにそれで、カモの識別にに超特化した図鑑。一般的な図鑑には載っていない、夏羽冬羽(繁殖羽、非繁殖羽)や換羽中、雑種についても細かくイラストや豊富な写真で紹介されています。
これ作るのに一体どのくらいの時間と労力がかかったのか…途方もない努力が伺える図鑑です。
野鳥観察のレベルを1つ上げるのに必須の図鑑といえるでしょう。
ちなみに同じ著書のカモメ識別図鑑や、シギチハンドブック、ワシタカ図鑑なども出版されており自身が極めたい分類の図鑑を買ってみても良いでしょう。
世界の鳥が知りたい!
All the Birds of the World
・洋書(英語の本)
・世界の野鳥が全て載ったイラスト図鑑
・英名表記なので初心者は読めないかも
・地球上の野鳥の全体像が把握できる…かも?
これは凄い本ですが、初心者には全くオススメしません笑
日本の鳥を把握していて、海外の野鳥に興味のある方。かつ英語がある程度読めると楽しめる本です。
だってこれ、世界の鳥が全て載っているんですよ?凄くないですか?
メジロだけでこんなに種類いるんか〜!とか、そもそも日本にはいない分類群の鳥がたっくさんいたりして見ていて飽きない図鑑です。
野鳥の羽根が知りたい!
原寸大写真図鑑 羽
・掲載されている羽の種類が多い
・原寸大で大きさでも種類を絞れる
・写真なので色味がわかりやすい
・体羽などはあまり載っていない
・価格が高い
・大きく重いので持ち運びはキツい
・兼価版の羽ハンドブックがある
拾った野鳥の羽根が、なんの鳥の羽根なのか知りたい!という場合、多くの種類が掲載されているのはこの図鑑。
拾った風切羽や尾羽なんかは、この図鑑であたればある程度分かります。羽の図鑑は少ないのでこの掲載種数は本当にありがたいです。
ただまぁめちゃくちゃ高いんですよね。2万円するんですよね。図書館でも見かけるので調べたい時だけ借りてもいいかもしれません。
羽根コレクションを作るんだ!って人は買っておいて損はないでしょう。
ちなみに本書の内容を抜粋した野鳥の羽ハンドブックというのもあります。原寸大ではありませんがよく拾う羽根だけ抜粋してあるので意外と便利です。しかもめちゃ安い笑
羽根識別マニュアル
・原寸大図鑑より圧倒的に安い
・羽根の仕組みや部位ごとの違いなど、羽根の基礎知識が詳しく載っている
・フローチャートでの識別は案外使いにくい
・図鑑的に使うより、羽根の基礎を学ぶ本として優秀
羽根興味あるけど原寸大図鑑2万円は高すぎるよ〜って人はこちらもおすすめ。
こちらは図鑑的にも使えますが、どちらかというと教科書的なイメージですね。羽根の構造や部位ごとの特徴などが詳しく書かれています。この本を読んでからだと原寸大図鑑も使いこなせると思います。
ちなみにフローチャートでの識別ができるページがあるのですが、案外拾った羽根で当てはまるものが少なく使いづらい印象です。
鳥の写真が撮りたい!
図解でわかる野鳥撮影入門
・カメラの選び方、使い方からはじめる内容
・野鳥の生態を理解した撮り方がわかる
・環境別の撮り方など実践で役に立つ
こちらも比較的新しめな本で、若手野鳥写真家の菅原さんの著書。
これまでの野鳥撮影本との違いは、野鳥への近づき方など野鳥の生態を考慮した撮影テクニックが書かれていること。
これは結構いいカメラ持ってる方でも知らないことが多いかも。野鳥撮影を始める方にはオススメの1冊です。
鳥の絵を描きたい!
鳥の描き方マスターブック
・ある程度、絵が得意な方向け
・あらゆる鳥のあらゆるポーズ、角度の見本
・真似して描いてみよう、もある
・骨格から理解する鳥の描き方がわかる
最後に紹介するのは鳥の絵の描き方がわかる、鳥の描き方マスターブック!
ムーアもこれを読み、真似し、練習して鳥の絵が描けるようになってきました。もともと絵は得意でしたが、鳥は翼や脚、嘴など独特の形態があり難しいんですよね。
そんな描きにくい所を具体的に丁寧に説明してある本書は、鳥の絵が描けるようになりたい人には必須の本です。
最後といいつつオマケです。お絵描き好きな方は絶対気に入るであろうフィールドノートが本になったもの。
冒頭の「野鳥手帳」のイラストも担当する水谷さんのフィールドノート(野外で観察した内容をイラスト日記風に記録したもの)を清書してまとめたもの。雑種BIRDERに連載している内容が発刊されたものですね。
生き生きとした鳥の姿や観察記録を見るとなんだかワクワクします。
風景や鳥の描き方もとても参考になるので、お絵描き好きにはこちらもオススメの1冊です。
本は人生を豊かにするよ!
読書はストレス軽減にもなるので、好みの本で癒されよう!