身近な自然写真の撮り方!ネイチャーフォトってなに?
身近な自然を日々楽しんでいるムーアです!
普段は都市公園で自然解説のお仕事をしているよ!
散歩中にお花の写真を撮ったり、綺麗な自然の風景を撮ったり。スマホを持っていれば誰しもそんな写真の1枚くらい、あるのではないでしょうか。
今回はそんな自然を写した自然写真、ネイチャーフォトの魅力や撮り方を紹介していきます!
自然写真とは
自然写真、ネイチャーフォトとは文字通り自然の風景や生きものの様子を写した写真のこと。
つまり、人間やペットの写真は除き、広大な大自然はもちろんお庭の野草も被写体になりえます。
身近な被写体として、
・風景
・お花
・野鳥
・昆虫
・両生類、爬虫類
・魚
・哺乳類
・苔
・きのこ
などなど、多岐に渡ります。
何を選ぶか、どう撮るか、個性が見られて面白いところです。
自然写真おすすめカメラ
手軽さではスマホが1番なんですけど、ここでは1歩踏み込んで、より撮影を楽しむためのカメラを紹介します。
自然写真は屋外での撮影になります。当たり前ですね。
ですから、突然の雨や乾燥時の砂埃などに耐えられる防塵防滴(ぼうじんぼうてき)性能が高いカメラがおすすめです。
あとは軽くて持ち歩いても苦にならない、かつ高画質なミラーレスカメラがちょうどいいです。
カメラ好きな方はこの時点で「OM-Dシリーズ勧める気だな?」と勘づくかもしれませんね。はい、その通りです。
2022年3月に発売された、小型軽量、高画質、防塵防滴、被写体認識AF、深度合成、などなどネイチャーフォトと抜群の相性を誇るOM SYSTEM OM-1をオススメします!
詳しくはレビュー記事に書きましたが、ミラーレス一眼の常識を覆す高感度耐性やAF(オートフォーカス)性能など全部盛りなカメラでムーアも愛用しています!
同メーカー「OMデジタルソリューションズ」から自然写真にピッタリのレンズも沢山発売されてますので、揃えていくとカメラが楽しくなるはずです!
…俗に言う沼ってやつですね。笑
本記事内でレンズ名が書いてある写真は現行のOM-D E-M1 MarkⅡまたはOM-D E-M5 MarkⅡ撮影したものです。
レンズ沼は深いぞ
自然写真①風景写真
最近のスマホでしたら、普通に撮るだけで良い感じの風景写真が撮れます。
レンズが複数ついているスマホであれば、広角レンズで撮影でも十分でしょう。が、ミラーレスカメラの広角レンズならさらに良い写真が撮れるでしょう。
風景写真は季節感を意識すると、比較的簡単にそれっぽくなります。
ただなんとなく目に付いた風景を撮るのではなく、季節を感じるような色、被写体を選んで切り取ってみましょう。
枯れ枝は冬っぽい、紅葉は秋っぽい、青空と雲は夏っぽいね!
自然写真②お花
お花の写真を近くで撮る時は、ピントの合わせ方に注意!案外立体的な構造になっているので、写したい花はどれ?写したい部分はどこ?なのか、意識して撮ってみましょう。
これは中央のお花を見せたい写真なんだね!
1つのお花を目立たせる時は、背景をぼかしてあげた方が良いですね。スマホではポートレートモードなどを使うと良いでしょう(あれば)。
逆に花畑全体を撮る時はスマホでも問題なく撮れるでしょう。
自然写真③野鳥
鳥ってスマホで撮れる?
野鳥を普通にスマホで撮るのは難しい…というかほぼ無理ですね。目の前に野鳥が来て逃げないって状況があれば可能ですが、普通は無いでしょう。
レンズ交換式カメラに望遠レンズをつけて撮影します。望遠ズームができるコンパクトデジカメもありですね。野鳥撮影用のカメラについてはこちらで詳しく紹介しています。
野鳥撮影はハマる人が多く、被写体の可愛さや撮影難易度の高さ故でしょう。最初に機材を揃えるのが大変ですが、奥深い世界が広がることでしょう。
自然写真④昆虫
生きものの中でも比較的撮りやすい被写体が昆虫でしょう。
上のツマグロヒョウモンという蝶はスマホで撮影しました。近寄っても逃げない虫もいますので、スマホでも撮影できることがあります。
スマホで撮れるとはいえ、もちろんレンズ交換式カメラ+マクロレンズには叶わないでしょう。画質もそうですが、撮ってる時の楽しさが段違いですね。
濡れた昆虫の水滴まで高精細に映ると、もう楽しくて仕方がないですね。撮影している時の快感がやばいです。
気がつくと這いつくばって数十分経過していたり……
自然写真⑤両生類、爬虫類
苦手な方もいるでしょうか、カエル、ヘビ、トカゲなどですね。可愛い〜!って方と二極化する被写体です。
昆虫同様、逃げない個体がいればスマホでも十分撮れる、撮影向きのジャンルです。
水中のサンショウウオやイモリなどは防水デジカメTGシリーズが簡単で撮りやすいですね。
現行の最新機種はTG-6。防水、耐衝撃の超頑丈なカメラ。カエルなんかも水辺で撮りますのでこの手のカメラが1台あるとめちゃくちゃ重宝します。
安心感が違いますね。精密機器を使っている感覚では無くなります。
自然写真⑥魚
魚って、水中に潜らなきゃダメでしょ!?
まぁ潜るに越したことはないですね。ムーアは水中写真撮る時は、ウェットスーツか水着で全身浸かって撮影します。
が、浅瀬の川なんかでは手だけ突っ込んで撮れることもありますよ。
魚がいるか、ピントが合ってるかは勘なので難しいですけどね笑
潜れば底を這うドジョウやハゼの仲間や(川)、ギンポの仲間など(海)が近づきやすく撮りやすいでしょう。
ちなみに、ミラーレスカメラを水中で使おうと思うと高価なハウジングという防水カバーが必要になります。カバーだけで10万とか軽く超えるんですね。
そこで、簡易ハウジングも選択肢に入ってきます。
巨大チャック袋みたいな奴ですけど、結構しっかり防水してくれます。
カメラ本体がそもそも防滴なので、その点でも安心感があります。普通のカメラじゃちょっと怖いかも。
透明感はその日の濁り具合や日当たりにも左右されますが、やはり水中でもミラーレスカメラは強いですね。
自然写真⑦哺乳類
哺乳類はなかなか気軽に出会えないので、撮るのは難しいですね。山に行けばサルやカモシカなど遭遇することもありますが、身近な生きものではないですかね。
比較的簡単なのは昼行性のリスの仲間などですが、狙うとしたら野鳥と同じようなカメラとレンズの構成でしょう。
夜行性の哺乳類を狙うとなると、それなりの装備がまた必要になります。
強めのライトで照らして撮影するか、ストロボが必要です。上のように目が反射して光ってしまいますけどね。
自然写真⑧苔、きのこ
苔もお花と同様に撮りやすい被写体です。
湿度の高い場所の方が育つ種類も多く、見栄えもします。ので、スマホでも撮れますが防水カメラだと安心ですね。
ゼニゴケやギンゴケなどは家の周りでも見られますので、そういったものはスマホで手軽に撮ってみても楽しいですよ。
しぼんだように見える苔も、霧吹きで水をかけてあげると綺麗になることもありますよ。
自然写真のマナー
自然写真は命ある生きものたちが被写体であり、彼らの暮らしをこっそりと撮影させて頂きます。
鳥がこちらを向かないから石を投げたり、メインのお花を撮りたいからといって周りの花を踏み荒らす…なんてあってはいけませんよね。
法を守り、モラルを守り、命を守る。
自然写真を撮る時には、被写体の命を感じて謙虚に撮影に向き合いましょうね。