鳥の判別アプリ「Picture Bird」を試してみた!写真や声から鳥の名前や生態がわかるぞ…!
こんにちは!ムーアです。
普段はバードウォッチングや自然観察の講師をしているよ。
今回試してみるのは野鳥を判別するアプリ、「Picture Bird」!
これが最高に使えるアプリだったので是非みんなに試してほしい!
鳥がいたから写真を撮ってみたけど、これなんていう鳥?
野鳥観察の講師なんかをしていると、こんな質問ほんっとーによく聞かれます。
スマホで撮った写真から望遠レンズで撮ったものまでいろいろ聞かれるのですが、いちいち詳しい人に聞きに行ったりするのはみなさん大変でしょう。
図鑑を買って調べてみても、似た鳥が多いし全ページ写真と見比べてるとそれも大変。
結局分からずじまい〜なんてことも多いはず。
そんな方に鳥判別アプリ「Picture Bird」の使い心地をお届けしていきますよー
まるでポケ〇ン図鑑だ!
鳥判別アプリ「Picture Bird」とは
Picture BirdはNext Vision Limitedが提供する写真判別アプリ「Picture」シリーズの鳥版。
このシリーズ、虫やら草やら鉱物やら、いろいろあるのでまた今度試してみたいですねぇ。
年間3,300円と一見割高な有料アプリですが、図鑑って結構高くて、日本の野鳥だけの図鑑で3,000円~4,000円は普通なので世界中の鳥を識別するアプリと考えるとなかなか太っ腹ですね。
ちなみに無料でも使えるよ!
Picture Birdの機能
ではではこのアプリ、どんな機能があるのかというと結構多機能です。
Picture Birdで できること
・写真から鳥の識別ができる
・声から鳥を識別ができる
・識別した鳥の解説(生態、分布など)が読める
・識別した鳥が記録されていく
・専門家に質問ができる
おお~!
識別に加えて解説&記録まであるのね!
識別の精度に加え、情報量もすごいよ!※後述
Picture Birdを勧めたい方
じゃあこれらの機能がどんな方にオススメかというと、圧倒的に初心者の方に勧めたいですね!
・野鳥を10~50種程度しか分からない
・野鳥撮影初心者で、撮影した鳥の種が分からないことがある
・散歩中によく見るあの鳥の種類をとりあえず知りたい
・今度動物園に行くから園内の鳥を調べて話のネタに使ってみたい
・海外で野鳥観察したいバードウォッチャー
といった方におすすめ!
ほとんどの鳥は見ればわかる、という上級者でなければ多くの方にオススメできます。
そしてなんと、1週間の無料期間があるので、
「今週末、鳥を見に行く」
「明日、動物園に行く」
という方は、そこでお試ししてみましょう。もし気に入らなくても解約は超簡単なのでご安心を。
Picture Birdを試してみた!
さっそくフィールドで試してみました!
はたしてリアル〇ケモン図鑑と言えるのでしょうか…?
インストール
まずはインストール!
こちらからiPhoneかAndroidでダウンロード&インストールできます。
インストールして開くと…
GooglePlayのレビューを見ると、「知らずに課金に誘導される!」的な☆1つの投稿が散見されますが、まぁよく読みましょうねって感じですね。解約も簡単なのでやり方は後述します。
※(追記)解約しても識別機能を無料で使い続けられました。
課金画面でドキッとするけど、インストールは簡単だし、アプリも問題なさそう!
デジカメで撮影判別
インストールできたら早速実践!
まずはデジカメではっきりと撮影できた写真から識別してみましょう。わくわく!
まずは大正解ですね。というか解説の情報量が凄いんですけど。
まるでwikipediaですね!
まるで…え?
!マークを押すとwikipediaにリンクしました(笑)
ずるくない?というのはおいといて、判別画面でwikiの情報が読めるのは超便利ですね。こりゃいいや。
普通の図鑑って、見た目の色なんかが文章でだらだら書いてあるけど生態なんかがほとんど書かれていないので、ムーアもWikipediaで調べ直したりするんですよ。
他の鳥も試してみましょう。
普通種はもちろん、結構難しいのも全問正解…!
望遠カメラで全身が映るように撮影した画像であれば高確率で正解するようです。
なにより海外の野鳥まで網羅しているのが個人的にすごいです。海外にバードウォッチングに行けるようになったらベテランにも勧めたいですね。
スマホで撮影判別
ではでは、デジカメなんてもってないよーという場合はどうでしょうか。
おお、あってますね。こちらも全身の形や色が映っていれば問題ないようです。
あまり遠いと拡大しても鳥かどうかわからず判別できないでしょう。
声で判別
次は声で識別!
事前に録音したデータや動画内の音声データは参照できないので、鳥の声が聞こえたらアプリを起動して録音開始します。
あってますね。簡単だったかな?
ちなみに遠くから聞こえるシジュウカラの声は、キバラモズヒタキ(日本にはいない鳥)と表示されました。そりゃそうか。
はっきり聞こえればある程度識別可能なようですが、使えるシチュエーションが限られるな、という印象です。
近くで変な声が鳴き続けている状況であればいけるかもしれませんね。
ペットショップの鳥
ちなみにペットショップや動物園の鳥はどうでしょうか。
柵ごしにスマホで撮影した写真でも普通に識別できますね。海外の鳥に対応しているのが効いてます。これはいい。
動物園デートとかにも遊び道具として使えそう。
判別精度まとめ
識別精度は非常に高いと感じました。
全身が映っていれば問題なく識別され、高確率で正解していました。
というか試した限り画像からの判別は100%ですね(結構いろいろ試しました。シギチとかも。)
音声認識はやや怪しいですね。
初心者はあっているかどうか確認も難しいので厄介です。使えるシチュエーションも限られるのでおまけ要素かも。
Picture Bird記録機能
Picture Birdには識別した種を記録していく機能もあります。
自動でコレクションに追加される。
タップで詳細が見られる!分布や生態なども見返すことが出来ます。
その種の声も聞ける!まさに電子図鑑!
すごーい!
これは便利!
日付も記録されるから、いつどんな鳥を見たかひと目で分かるね!
Picture Bird類似アプリとの違い
無料で似たアプリもあるんでしょ?
有名どころの画像識別アプリと比較し、違いをみていきましょう。
Googleレンズ
これは有名ですね。識別精度も比較的高いです。
PictreBirdと同じように画像から判別でき、鳥以外のあらゆるものに対応するすごいアプリです。
種名が知りたいだけならこれでも十分ですが、詳しい解説と紐づいていません。検索結果が表示されるだけなので、続きは自分で調べる必要があります。
Merlin
Marlinについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
画像からの識別精度も高く、画像がなくても大きさや色を入力すると現在地から推定してくれる野鳥専用アプリ。
こちらは野鳥の解説も出てきますが、PictureBirdほどの量ではないですね。
また、日本版のアプリでは国内の野鳥の情報しかないため、動物園の鳥は…
みたいな感じでちょっと物足りないですね。
Picture Birdの気になるところ
さてさて色々紹介してきましたが、良いところばかりでもないですね。
解説内容
先にも述べた通り、解説内容はほぼwikipediaのコピペです。
ご存じの通り、wikipediaの文章はだれでも修正することができますので、内容によっては信憑性が低いものがあります。
鳥の生態なんかは参考文献も載っているので比較的安心ですし、ムーアもよく参考にしますけどね。
ただ、オリジナルで適当な文章載せられるよりはマシかも。膨大な情報量になりますから、効率的なやり方でもありますね。
ネット環境
ネットに繋がっていないとアプリの起動すらできません。
ネットワークから識別データを照合するようなので、まぁ当たり前ですね。これは他のアプリも同様でしょう。
山奥など圏外で識別したい、という方は注意が必要です。
料金
なかなか多機能なPictureBird。年間3,300円の価値があるかは人によるでしょう。
ぜひ無料期間を上手く使って試して見てください!
(追記)解約後も判別機能を使い続けられました。まじかよ。
この精度と情報量で無料は太っ腹すぎですね。仕様変更される可能性はありますが、使えるうちに是非ダウンロードしてみてください♪
解約方法
では最後に解約方法について紹介します。
1週間以内にしないと料金が発生しますのでさくっとしちゃいましょう。
解約手順
解約自体は超簡単で、30秒くらいでできました。(Android)
おつかれさまでした。
ここまでできればキャンセル完了です。簡単ですね。
※画面はバージョンで変更される可能性がありますが、基本的な手順は変わらないと思います。
まとめ
アプリのインストールはこちらから!
ここまで読んで気になった方はとりあえずインストールして、無料期間をうまく使って過去に撮影した鳥の写真を調べてみましょう。笑
期間内の解約は簡単ですからね。
とりあえず鳥の観察を始めてみたいけど、詳しい人なんて身近にいないし図鑑で調べようにもさっぱりわからん!って初心者の方に超オススメです。
アプリで調べて、図鑑で似た種類を調べてみると覚えやすいかも。鳥の勉強にも使えそうですね。
ムーアは3,300円の価値は十分にあると思いました!
ぜひ無料期間にこの便利さを体感してみてほしい!!
良いアプリとともに良いバードウォッチングを!