ダンゴムシの飼い方!飼育に必須のケース、餌、土などはなに?
見て!ダンゴムシつかまえた!
おおう…!
持って帰ってきてる!どーするの!?
なんてやりとり、どこでも聞きますよね。
今回は捕まえてきたダンゴムシを超簡単に、家にあるもので飼う方法を紹介していきます!
都市公園を中心に自然解説をしているムーアが紹介していきます!
ダンゴムシを飼う準備(簡易版)
急遽ダンゴムシを飼うことになっちゃった!という場合はこちら。
自宅にあるものでなんとかします。
飼育容器(簡易版)
タッパーやプラ容器など、フタが出来ればなんでもいいです。今回はヨーグルトの容器で代用します。
ただしフタは密閉すると通気性が悪いので、穴を開けるなど工夫しましょう。
ダンゴムシの飼育には適度な湿度と、適度な通気性が最も重要です。
また、フタは開けやすいとダンゴムシとの触れ合いもしやすくなるでしょう。
子供たちはとにかく触りたくなりますからね。毎回ラップを付け外し、とかだと大変です。
土(簡易版)
急に土って言われても用意できない場合も多いので、ティッシュペーパーで代用します。
敷いてそのままでもいいですが、ペーパーの下にダンゴムシが潜って容器に直接糞をしてしまいます。
なので、その上に細かくちぎったペーパーを敷くと掃除も簡単で良い感じです。
落ち葉
しばらく仮容器で飼うなら、落ち葉を入れてあげるといいでしょう。
隠れ家にも餌にもなります。
ダンゴムシを飼う準備(しっかり版)
一旦ダンゴムシを仮容器に入れて一息ついたら、本格的に飼い始めるための飼育ケースや土を買い揃えましょう。
簡易版と同様に、
・飼育ケース
・土
・落ち葉
・餌入れ
・霧吹き
があればOK。
土は庭や外でとってきてもいいですが、小さな生きもの(ダニやトビムシ、ミミズなど)が混入するので、気にする方はホームセンターで昆虫用の腐葉土を買いましょう。
腐葉土も場合によってはキノコバエなどが発生する場合があるため、可能であれば一度レンジで加熱(または冷凍)すると安心です。
腐葉土は湿度管理もしやすく、糞も目立たない、ダンゴムシが潜ることもできるので長期的に飼うならあった方が良いでしょう。
いろいろ揃えるのが面倒!急ぎで必要なものが欲しい!
という方はこちらの飼育セットがおすすめ!
ケース、土、餌、葉っぱ、きりふき等の必要なものがすべてセットになっています。
送料はかかりますが、ダンゴムシ専用のセットが全部揃っちゃうのは魅力的です。
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ダンゴムシのお世話
さて、準備が整ったらお世話をしましょう。
ダンゴムシはとても飼いやすい生きものですが、ほったらかすとさすがに死んでしまいます。
きちんとお世話すれば平均2-3年、最大5-6年(オカダンゴムシ)は生きると言われます。
湿度管理
毎日程度に霧吹きを行いましょう。ダンゴムシは乾きすぎも湿りすぎも嫌がります。
適度に土が湿っていて、容器の壁面は結露しないくらいがちょうどいい湿度です。
土がカラカラになるのは厳禁!だよ。
ダンゴムシの餌
ダンゴムシの餌
・落ち葉(主に広葉樹)
・ニンジン、ナスなどの野菜
・金魚の餌(フレーク状)
・カルシウムサプリメント
広葉樹の落葉を主食としてよく食べます。隠れ家にもなるので必ず入れましょう。
ですが、葉っぱばかりでは体づくりに必要なカルシウムが不足しますので、市販のカルシウム剤サプリメントなどを与えると良いでしょう。
爬虫類用のサプリメントですが、日持ちもするのでエサ皿に入れておくと安心です。
先ほど紹介した飼育セットにはサンゴ石が入っているので、そちらを与えても良いでしょう。
他にはニンジンやナスなどの野菜も日持ちする良い餌となります。
金魚の餌(フレークタイプ)は食いつきは良いですが、カビやすくマメな餌交換が必要です。
ダンゴムシ飼育の面白さ
小さな子供たちは誰しもダンゴムシを捕まえたことがあるでしょう。
虫が触れない子でも、ダンゴムシだけは大丈夫だったり。つついて丸まる姿はとても愛らしいですね。
そんなダンゴムシ、飼育してみると餌を食べる様子や落葉に隠れる様子、しっかりと飼えば脱皮をしたり(ぱかっと半分に割れるんですよ!)、卵を産んで増えたり…
観察していて飽きない生きものです。ぜひじっくり観察してみてください♪
おすすめダンゴムシの本
実は最も身近なダンゴムシ(オカダンゴムシ)ってヨーロッパ原産の外来種って知ってましたか?
こちらの本、ダンゴムシ(と類似種)だけで1冊の本になるというダンゴムシ愛に溢れた1冊。
長年ダンゴムシの採集、飼育、調査をしてきた著者が日本で見られるダンゴムシの仲間を中心に、図鑑ページ、飼育ページ、探し方、さらにはダンゴムシグッズの紹介まで徹底的にダンゴムシについて語った楽しい1冊。
可愛らしい写真がふんだんに使われていますので、ダンゴムシを飼い始めたらお子さんと一緒に読んでみるのがオススメです。
きっと飽きずにお世話ができることでしょう!
みんなもダンゴムシ、愛でてみようね!