キャンプ
PRを含みます

キャンプで何する?「生きものさがし」で大人も子供も暇しないキャンプの楽しみ方!

pintyoro

キャンプといえば、

テント設営!キャンプ飯!焚き火!いぇーい!

……さて、空き時間、結構ヒマ
何も持ってこなかったしなぁ笑

ヒマ〜!!

なんて方も多いはず。

せっかく大自然に来てるのに、携帯ゲームやカードゲーム、ボール遊びじゃ近所の公園と一緒じゃん、という方もいるでしょう。

そんな時こそ自然観察!

生きもの探しが絶対楽しい!

ということで、

自然のキャンプ場ならでは

ほぼ時季を問わず楽しめる

「生きもの探し」の楽しみ方を、実際に先日行った友人家族との子連れキャンプを例に紹介していきますよー!

キャンプ場は生きものの宝庫

早朝、野鳥の声で目を覚ます事も多い

山、川辺、ダム、湖、海岸、草原…キャンプ場もいろいろな場所にありますが、どこも生きものがとてもよく見られます

まぁほとんどのキャンプ場が自然の中にありますから、当然ですね。

生きもの探し自体はどこでも出来ますし、

それも近所の公園でできるじゃん?

と思うなかれ。

キャンプ場ならではの環境では、近所の公園では見られない生きものや生息環境を間近で体験することができます。

生きものを探していると、山なら山、湖なら湖といった環境が存分に楽しめる、ということですね。

キャンプで昆虫探し

テントサイトで虫アミを使って捕まえたスジグロシロチョウの仲間

虫アミ1本持っていくだけ!

キャンプで一番手軽に楽しめるのが昆虫採集ですね。できれば100均のアミではなく、径の大きい虫アミを持っていきましょう。成果が全然違います。

ムーアが愛用している折り畳み虫アミはこちら。(価格は変動しますが、最近はAmazonが1,500円程度で安いようです)

こんな感じでめちゃ使いやすいのでオススメです。

チョウやトンボが飛んでいたら、虫アミ1本でかなり楽しめると思います。

キャンプで捕まえたチョウやトンボはその場で観察(図鑑で調べる、写真を撮る、スケッチする、などなど)して逃がしてあげるのが良いでしょう。

泊まりのキャンプで生きたまま持ち帰るのは難しいですし、標本にするにもその場で処理しないといけませんからね。

ヒシバッタの仲間。子供でも簡単に捕まえられた。

バッタ類やコウチュウ類など草むらや樹木で見つかる虫は虫アミが無くても捕まえられます。

これなら簡単そう!

ヒゲボソゾウムシの仲間。テントにくっついていた光沢のある虫だ。

ナナフシの仲間の幼虫。テントサイトの木についていた。

上記の写真は全て今回の初夏のキャンプ。真夏になればセミなどの大きな昆虫も捕れますし、秋になればまた別のチョウやトンボが出現します。

虫好き少年少女であればきっと大喜びです。身近な虫とは違った虫が捕れることで自然の豊かさや都心との違いを肌で感じてくれることでしょう。まさにキャンプの醍醐味です。

キャンプの朝にバードウォッチング

テントから少し歩くと遠くでキビタキが鳴いていた

キャンプ最大のメリットとも言えるのが、

朝起きたら既に自然の中にいる

ということ。

バードウォッチングは野鳥が活動的な早朝が最も適しています。

つまり起きたらすぐにバードウォッチングが楽しい、ってことだ!

キャンプで寝坊して、だらだら火起こしてのんびり朝ごはん〜ってのも悪くは無いですが、せっかくなら朝食前に散歩してみましょう

朝日を浴びて大自然の野鳥の声を聴きながら散歩する……まさにキャンプでしか出来ない体験です。

夜明けと同時にバードウォッチングしようと思うとまだ暗いうちに家を出ないといけませんからね。

キャンプ朝のバードウォッチングは双眼鏡があるとさらにに楽しめます!

おすすめはこの2台!
価格と大きさで選んでみよう。

1万円を切る価格帯で軽量コンパクト。かさばらないのでキャンプにピッタリですね。見え味は良いですが、小型なので視野がやや狭く、やや暗く見えます。

4万円弱と値が張りますが、見え味・明るさ・視野の広さ、どれをとっても最高クラス。とてもバランスのいい双眼鏡です。コンパクトさには欠けるので荷物と財布と相談しましょう。

人気のオオルリは初夏の山で見やすい夏鳥だ
秋〜冬キャンプでも楽しい

双眼鏡1つでとても気持ちのいいバードウォッチングが楽しめますので是非やってみて欲しいキャンプアクティビティの1つです。

鳥の種類もバードウォッチングのやり方もわかんないよー!って方はこちらも参考にしてみてね!

キャンプで魚探し

テントサイト横を流れる川で捕まえた魚や水生昆虫

川や湖、海辺のキャンプ場なら魚を捕まえてみたくなるのが人の性。

テントサイトの横に川幅2mくらいの浅い川が流れていれば魚とりのチャンス!具体的には、

・川(湖)に入れる水温である
・浅くて流れが強すぎない
・底が見えている
・底が泥ではない
・水中に植物や石がある

といった条件であれば安全に魚とりができると思います。キャンプ場内であれば管理人さんにも水の中に入っていいか聞いてみましょう。

魚とりに必要なのはタモ網。

こういう先端が直線上になってガードがついてるタイプが使いやすいよ!

虫取り網とは形が違うんだね。
どうやって魚を捕まえるの?

魚のとり方

タモ網は虫あみと違って「追い込む網」。

網は底につけて動かさず、手や足で魚を網の中に追い込んでいきます。

キャンプ場近くの川では小さなヤマメが捕れた

詳しい魚の捕り方はこちらの記事で紹介しているよ!

網で魚を捕まえるのはめちゃくちゃ興奮して楽しいので、安全には十分注意して楽しんでみてくださいね!

また、上記のヤマメなどは漁業対象種になっていることが多いので注意。心配であれば捕ってしまったらすぐ逃がしましょう。

キャンプ場の管理棟や近隣のコンビニで釣り券を売っていることもありますので問い合わせてみてください。

キャンプで水辺の生きもの探し

アマガエルを捕まえた

キャンプ場の近くに川や水辺があれば、水の中に入らなくても水辺の生きものが見られることがあります。

この辺はキャンプ場の自然度に依存するので、どんな生きものが現れるかワクワクしますね。

カエルの仲間は鳴き声で見つけやすい

泥や草むらを気にせず歩ける長靴がオススメ。

折りたたみの長靴が1つあると安心ですね。

野鳥の会が出しているバードウォッチング長靴がクルクル丸められて便利です。

水辺や湿地に近づけるようなキャンプ場であれば、ゲンゴロウ類やコオイムシなど水生昆虫が見られるかもしれません。

美しい縞模様のシマゲンゴロウ

コオイムシは♂が卵を背負っていた

捕まえる時は軍手もあった方が良いでしょう。たまに噛まれたり、糞をされたりしますし、触るのが苦手でも軍手すれば案外いけるものです。

キャンプの夜に生きもの探し

夜の観察がキャンプの醍醐味

なんといってもキャンプといえばテントに宿泊!(車中泊、バンガローもいいですね)

つまり、

夜も自然の中にいる!!

というメリットを最大限に活かすんですよ。

えぇ、夜の行きもの探しをしないでどーするんですか、と。

夜もカエルは鳴いている

タイコウチも夜の水辺で発見!

夜の生きもの探しをする時に大事なのは、必ず昼間に通った道に行くこと。

キャンプ場周辺は暗いので、明るいうちに地形や周囲の状況を確認しておこう。

また、ライトは必須です。スマホや100均のライトでもいいですが、強めのライトのあるなしでは生きものが見つかる確率も違います

おすすめはオーライト社のBaton3。小型でキャンプでもかさばらず、充電式で強力、水中でも使える防水と最強ライトです。

高価ですが、それに見合った性能です。

詳細はこちらの記事でも紹介しています。ムーアは日常的に持ち歩いて普段使いしてます(どんな日常だ)。

ちなみに公式サイトから買った方がお得だよ!
本ページ下部のバナーから見てみてね。

こういった強めのライトがあると、

なんと川で寝ぼけている魚を観察することも出来ます!

寝ぼけてるので捕まえるのも簡単です笑

スマホのライトだと落とすのが怖いので、防水+強めのライトがあるとかなり楽しい遊びです。

寝てるとこなのでほどほどにしようね笑

ちなみにライトが無くても、

炊事場に大きな蛾が出現

美しいオオミズアオだ

時季によっては炊事場やトイレ、外灯でも夜行性の昆虫が照明にやってきます。

苦手な方はごめんなさい〜

もちろん有名なカブトムシ、クワガタや

セミの羽化も見られるかも

夜の昆虫探しのコツはこちらの記事も参考にしてみてくださいね!

キャンプで生きもの探しまとめ

少し観察道具を持っていくだけで、キャンプの楽しさが何倍にもなるね!

というわけで、キャンプで大自然の中に行くなら是非生きものを探して観察してみてください。

きっとそのキャンプ場がもっと魅力的に見えて、キャンプの思い出として記憶にも残るでしょう!

最後におすすめグッズをまとめて紹介するよ!

アミは2種類!虫捕り網魚捕り網です。

バードウォッチングには双眼鏡!

安価で軽量タイプか、高価で見え味重視か選びましょう。

水辺で生きものを探すなら、折りたたみ長靴がおすすめ!

折りたたむために底が薄いため、専用ソールもあると足裏が痛くなりませんよ。

最後にライト!

なかなか値が張りますが、小型軽量な強力ライトで、防水、USB充電式というつよつよライトです。

▼公式サイト

用途に合わせて観察グッズを使い分けよう!

冬キャンプバードウォッチングの記事はこちら
ABOUT ME
ムーア
ムーア
フォトグラファー・自然解説員
大学を出て水族館に勤めたものの、
「水槽の中じゃなく、自然の中で生きものを観察してほしい!」
と思い、自然解説(野鳥・川・昆虫等の観察会)の仕事を始める。

現在は自然解説員として活動しながら、国内外で野生動物の写真撮影をしている。
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