【保存版】親子で昆虫採集の楽しみ方まとめ!やり方、道具、場所、服装!

【保存版】親子で昆虫採集の楽しみ方まとめ!やり方、道具、場所、服装!

最終更新日 2021-09-14

昆虫採集で息子にいいところを見せたい!

夏といえば昆虫採集!手軽に近くの公園で出来たり、自由研究なんかにも持ってこいですよね。

でも、虫とりのコツって知ってますか?見つけた昆虫に網を被せるだけが昆虫採集じゃないんです!今回は仕事で様々な年齢の子供たちと昆虫採集&解説をするムーア(@nature_familiar)が、昆虫採集のコツや道具、注意点などについて詳しく解説していきます!

息子や娘にいいところを見せたいパパ&ママ必見!親子で昆虫採集の全てが分かります!

昆虫採集のやり方、コツ

昆虫採集というと、飛んでいるチョウトンボ、草や木にとまるバッタセミを網で捕まえる(いわゆるルッキング)イメージかと思います。ですが、見えてない虫を捕る方法や、仕掛けで捕まえる方法もあるんです!

ルッキング

見つかりますか?

ルッキング、つまり「見て捕る」方法です。これにも実はコツがあって、虫のいない場所を探しても見つかりません。ある程度どこにどんな虫がいるかアタリをつけて探すのが大事。

昆虫の色は環境に合わせて保護色になっている事が多く、どんな虫がいるのか知らないと見逃しやすいんですね。緑の草むらには緑のバッタカマキリ、茶色い木には黒や茶色のセミクワガタ、といったようにどんな虫がいるか想像しておくだけでも成果が変わるでしょう。

後述の「採集場所」の項目を参考にしたり、図鑑を眺めたりしてみるのがオススメです。

ビーティング

枝を叩く

さて、ここからが本番。ビート、つまり叩いて捕る方法。枝や葉を叩いて虫を落とすやり方ですね。詳しく紹介します。

①落とした虫がどこかへ行かないように、白いカサを逆さにして構えます。虫アミでも可。

②虫アミの持ち手や枝などで、枝や葉を叩きます。

③落ちてきた虫をカサでキャッチ!すかさず捕まえて虫かごへ!

この方法では、高い木の上にいる甲虫類(カナブンハナムグリなど)や、樹上性の昆虫が採集できますよ!

樹木を蹴る、叩く

虫アミの持ち手で叩く

木を蹴ると、クワガタが落ちてくる。なんとなく知ってる方も多いのでは。夜行性のクワガタでも、昼間に落ちてくることがあります。カブトムシは昼間は地面で寝ているので難しいですね(早朝ならチャンスあり)。

なぜ落ちてくるのかというと、クワガタは振動などに驚くと脚を縮めて防御耐性をとろうとします。そして木にくっついていられなくなり落ちてくるのです。なので、とても強く蹴って樹木を揺らして落とす、というよりも振動で驚かすイメージで大丈夫です。

あんまり蹴ったりしたら木が可愛そうですからね。虫アミのゴム部分で叩いてあげたり、身体をくっつけて揺らすようにすると良いでしょう。

スウィーピング

草むらにいる虫は、虫アミで適当に(狙ってますけど!)草むらを撫でると捕まえられます!

草に捕まっている虫をイメージして、虫アミのネット部分がしっかりと袋状になっているのを確認しながら往復させます。網が痛みやすいので、100円ショップの安いアミではなく頑丈なアミを使いましょう。

草むらや茂みにいるバッタ類やカマキリカメムシハエの仲間も捕れるでしょう。

樹液採集

文字通り、樹液にやってくる虫を捕まえます。カブトムシクワガタを狙うならコレ!

都市部で狙うなら雑木林や樹木の多い広い公園カブトムシはふかふかの地面に産卵、ノコギリクワガタコクワガタなどは朽ちた倒木などに産卵するため、落ち葉や朽木の多い場所が良いでしょう。意外と身近な場所でも見られたりしますよ。

夜行性のカブトムシクワガタを狙うなら、もちろん夜に樹液の出ている木を探すのが鉄則。ですが…

必ず日中に下見をしておきましょう

効率的に採集&安全管理のためですね。暗闇の雑木林での昆虫採集はとても体力を使います(特に熱帯夜は)。短時間で効率よく採集するために、明るい時間に樹液の出ている木を事前にみつけておくのです。樹液の周辺は甘い匂いがしますので、探してみてください。

また、暗闇では足場の不安定な場所などが分かりにくいので、危険な場所も明るい時間にチェックしておきましょう。また、夜間の森や林はムカデゴキブリが見られますので苦手な方は注意。

樹液採集でカブトムシクワガタ類をゲットした記事はこちら▼

ピットフォールトラップ

ここからは昆虫を捕まえるためのトラップ(仕掛け)の中から割と簡単にできるものを紹介!

ピットフォールトラップは落とし穴!紙コップやプラカップを地面に埋める方法で、地上徘徊性のオサムシゴミムシなどの甲虫類がよく捕れます。

①紙コップの底に水抜き用の穴を空ける(水が溜まると入った虫が溺れて死んだり、浮いて脱走します)。

②スコップでコップが埋まるくらいの穴を掘る。設置場所は草むらより少し開けた落ち葉があるような場所が良いでしょう。地表との段差が無いくらいピッタリの穴が良い感じです。

③コップを埋めて、中に餌となる魚肉ソーセージや鰹節(魚肉は匂いが強い)などを入れます。捕まえた昆虫が汚れるのが嫌な場合は、ゼリーカップを浮かべるように竹串で通してやると良い感じです。

④夜行性の虫を待つため、一晩放置して回収します。

※絶対に回収してください!かかっていなくてもゴミとなりますので放置しないこと!

バナナトラップ

ネットに発酵したバナナを入れる、有名な昆虫トラップ。カブトムシクワガタなど樹液を好む人気の昆虫も集まりやすいトラップです。

※樹液の出ている木には勝てませんので、樹液が全然見つからない!という場合にお試しください。(作るのも回収も処分もちょっと面倒(しかも臭い)なので、最終手段みたいな感じです。樹液回った方が全然ラクです。)

①バナナ1本をブツ切りにして、排水ネットに入れる。さらにチャック袋へ入れる。

②砂糖とドライイーストを適量入れて揉む。

③焼酎をバナナが浸るくらい入れてさらに揉む。

④日差しの当たるところに放置(発酵するとガスでパンパンに膨らみます)。

⑤夕方、日暮れ前に木に仕掛ける。

仕掛ける場所は、開けて匂いが広まりやすい木で、かつ周辺に樹液が無い場所。さらに風向きを見て雑木林全体に匂いが広まるような木がベスト。雑木林全体に匂いを送ってトラップにおびき寄せるイメージです。

※絶対に回収してください!かかっていなくてもゴミとなりますので放置しないこと!放置すると日中にスズメバチを誘引したり、強い匂いが近隣の迷惑になることもあります。

※仕掛ける場合は、私有地でないか確認、公園の場合は禁止でないか確認、キャンプ場の場合は許可を得る、などトラブルを避けましょう。

バタフライトラップ

その名の通り、チョウを捕まえるトラップ。チョウって上へ上へと飛ぶんですよね、その習性を活かしたトラップです。

アゲハチョウモンシロチョウなどの花に来るチョウは採れませんが、タテハチョウなどの樹液に来るチョウが捕まえられます。

これは作るより買った方が早いです▼

道具

トラップに使うもの以外で、虫とりの必需品を紹介するよ!

虫とりアミ

ピンキリの虫とりアミ、100円ショップのものから数万円の捕虫網までありますが親子向けのオススメはというと…

価格・強度・軽さ・入手難易度を総合的にAmazon等で手に入る▲こちらが個人的ベスト!

持ち手がややゴム臭いですが、軽くて頑丈、伸縮式なのに緩みづらく、アミ部分と棒は取り外し可能でコンパクト、と値段の割に優秀です。

アミも畳める
持ち手もカメラザックにスッポリ

とりあえず1回だけ虫とりしてみる、とかであれば100均の虫アミでも良いですが、すぐに破れたり折れたりするので消耗品という感覚です。

エビとりあみ

虫とりにエビあみ!?と思うかもしれませんが、目が荒くて虫から見えにくく、セミをとる時などに重宝します。気づかれにくいんですかね、木の枝先についているクワガタなんかもとりやすいです。

タモ網

魚とりでお馴染みのタモ網、水の中の水生昆虫を捕まえるときに使います。川底の石の下に隠れたカゲロウ幼虫などの川虫や、池の水草に隠れた小型のゲンゴロウ類などが捕まえられるかもしれません。

水たまりでゲンゴロウ採集の記事はこちら▲

虫カゴ

虫かごは個人的には何でもいいかな、という感じです。100均のカゴでも十分でしょう。肩掛けひもがついてると両手が空くので便利です(100均のにはついてないです)。

肩掛けひもがついた虫かごがあると、両手があき捕まえた虫を観察しやすくて便利です。ちなみに、格子状の虫あみは中が見えづらいのでオススメしません。

ケースに小分けに収納

また、大きい虫かご以外にも小さな透明カップが幾つかあると個別に虫を入れられます。100円ショップのアクセサリーケースなんかも小さな虫をたくさん入れるのに便利ですね。

図鑑

昆虫採集に出かけると、見たことも無い虫にたくさん出会うでしょう。多少かさばりますが、図鑑はあった方が絶対楽しいです!

オススメはダントツで「日本の昆虫1400」!これがあれば他の図鑑は要らないです笑。少なくとも携帯用の昆虫図鑑は。

①チョウ・バッタ・セミと②トンボ・コウチュウ・ハチの2冊ありますが、両方買ってください。セットです。

この2冊を買うと、野外で普通に出会う昆虫はほぼ分かります。95%くらいは分かります。まじです。もちろん載っていない種類もいますが、なんの仲間かくらいは分かるでしょう。

紹介記事はこちら▲

虫眼鏡、ルーペ

昆虫って、カブトムシのような大きな種類だけではないですよね。一部のゾウムシアブラムシのように数ミリの小さな虫もたくさんいます。

そんな小さな虫を観察するのがルーペ!10~20倍のルーペを使えば顕微鏡レベルで拡大もできます。

そこまで本格的なルーペでなくても、小さな虫眼鏡が1つあればテントウムシなんかも大きく見えて楽しいですよ。

ピンセット、マイナスドライバー

隙間のクワガタをかき出す

朽木の中のクワガタが奥に入り込んでしまった!とか、隙間に小さな虫が入り込んでる!とか、そんな時に便利なピンセットやドライバー。1本あると重宝します。

土や落ち葉の中の虫を掘り返したり、朽木を削るのに使えます。

軍手

石をめくったり、土や落ち葉をかいたり、大きな顎に挟まれたり。素手で昆虫採集すると結構汚れたり、痛い目見ます。

軍手をしながらが安全でしょう。夏場は暑いですからケースバイケースで使っていただければと思います。

思い切って手をつっこめたり出来るので、採集成果にも響いてくるかもしれませんね!

服装

夏の昆虫採集での大敵は、暑さと虫刺されです。これらを防ぐ服装を整えて昆虫採集に出かけましょう!

虫刺され対策は長袖長ズボンが基本。どうしても暑い!という場合は虫除けスプレーを併用しましょう。

熱中症対策に帽子やタオル、水筒に塩分タブレットなどもお忘れなく。

採集場所

樹木

ノコギリカミキリ

アが真っ先に探すのは樹木。街路樹でもいいし、公園の木でもいい。セミカメムシなどが樹皮にくっついていたり、樹液が出ていればクワガタカナブンなどの甲虫類がついていることも。木の種類によって集まる虫も異なりますので、色々な木を探してみてください。

ビーティングで高いところの葉についた虫を取るのにも適しています。

朽ち木(くちき)

倒木や伐採した木が積んであったりすれば、クワガタタマムシなどの朽木の中で育つ幼虫が潜んでいるかもしれません。朽ち木を破壊して取り出す方もおりますが、毎年育ってもらうためにもできるだけ朽ち木は壊さずに探しましょう。

夜に朽ち木の周辺を探すと羽化した成虫が見つかるかもしれません。

樹名板

樹木にかかっている樹名板。めくってみると、夜行性の生きものが隠れているかもしれません。見かけたらめくってみてください。楽しいですよ。

草むら

トノサマバッタ

綺麗に整備された芝生ではなく、雑草類が生い茂るような管理されてない草むらが良いです。河川敷や畑の周り、空き地などで見かけます。

草むらにはバッタカマキリ、花が咲けばチョウも集まります。ルッキングやスィーピングでガンガン捕まえましょう!

トラマルハナバチ

草むらにも花は咲きますが、花壇のお花や高い樹木の花もありますよね。ミツや花粉を食べにチョウハチハエなど様々な昆虫がやってきます。

石や人工物の下

ハサミムシや地上性のコウチュウ類(オサムシゴミムシなど)がよく隠れています。持ち上げる時は軍手をしておくと怪我をしにくいです。

石をめくるとムカデダンゴムシナメクジなど様々な生きものが出てきますので覚悟を決めて持ち上げましょう笑。

また、どかした石は必ず元の位置に戻してくださいね

土の上、土の中

地面はアリオサムシゴミムシ類がよく歩き、柔らかい土を掘るとコウチュウ類(カブトムシカナブンなど)の幼虫が出てきます。落ち葉が溜まった、やや湿っている柔らかい土を選ぶのがコツです。

木の根元にも多いですが、掘りすぎると木の根を痛めたり樹木が弱ってしまうので程々に。

こちらも掘ったら必ず元に戻しましょう

家の周り

マンションの灯りにノコギリクワガタ

え!?家の周りにはいないで欲しいなぁ…笑

灯りがあると、虫は寄ってきます。家の周りは鉢植えや室外機など隠れられるところも多いので、特に庭のある方は家の周りでも昆虫がよく見られる事でしょう。

周囲の環境によって、やってくる虫も異なります。ムーアも川の近くに住んでいた頃は川虫が、雑木林の近くに住んでいた頃はクワガタが飛来したことも。

まとめ

昆虫はとても種類が多く、とてもひと夏だけでは楽しみきれないでしょう!

効率よく楽しく採集するために、道具や環境を知りマナーを守って楽しく昆虫採集してみてください!