【野鳥観察地】冬の浮間公園でバードウォッチング!ポイントマップつき!
こんにちはー!ムーアです!
今回は都内の公園、浮間公園でたくさんのカモたちを中心にバードウォッチングをしてきたのでレポートします!
間近で見られる鳥たちの姿をお楽しみに!
ポイントマップもあるので最後まで読んでくれると嬉しいです!
浮間公園とは
東京都北区と板橋区の境にある、浮間ヶ池という大きな池を中心に整備された公園。かつては荒川の本流でしたが、昭和初期の改修で池になったそうです。
ヨーロッパ風の風車がシンボルで、野球場やテニスコートもある立派な公園。有料ですが駐車場もあります。
人が立ち入れないバードサンクチュアリがあり、鳥たちが安心して暮らせる公園になっています。人馴れした鳥が多く、距離が近いのが印象的です。
浮間公園に到着!
公園西側の駐車場に着いたのは14時。
都内近郊の方は昼過ぎからふらっと来れるとこにあるのも魅力ですね。
池の方へ歩くとサービスセンターがあります。
ここから時計回りに池をぐるっと1周します。
浮間公園 西岸
浮間ヶ池!結構ひろい!
水面を見るとぽつぽつ鳥が浮いているのが分かります。というか近いですね。
こりゃあ餌付けされているね。
オナガガモやキンクロハジロが5~6羽、すいーっと近寄ってきます。
可愛いですけどね、餌付けはやめましょう。
食パンなどは鳥の身体に悪く、自力で餌をとる力も弱まるといわれています。近づいてくるカモたちは可愛いんですけどね、鳥のためにもぐっと堪えましょう。
とにかく近い!
と思ってたらすーっと通り過ぎ、餌やりしてる家族の方へ泳いで行ってしまいました…
浮間公園のシンボル、風車に到着!
異国情緒があって良いですね。日曜の午後ということもあって、賑わっていました。
日陰は風が冷たいので、さくさく歩いて南側の日向を目指します。
池の南東にカモが集まっているのが見えて、気がはやります。
人工の白いブイにも何やらとまってますね。急げ急げ。
南西にはちょっとした湿地帯が。ヨシが刈られた跡ですかね?
ハシビロガモが休んでいました。
夏は水生昆虫とか見られるのかな?
5羽の群れで移動していくハシビロガモたち。休んでいた子達が動き出しました。
中央の嘴がまだら模様なのが母親、残りが子供たちでしょうか。幼鳥の特徴が見られますね。
参考:日本のカモ 識別図鑑
脇の羽がV字に尖っているのが幼鳥の特徴、とか細かく識別できるこの図鑑、結構便利で観察が楽しくなりますよ。
日本では冬鳥なので親子で渡ってきたのか、はたまた全然違う親子が群れているのか…なんて考えると面白いですよね。
浮間公園 南岸
というわけで南岸へたどり着きました!
日が当たって暖かいですね。上空はドバトの群れが飛び回り、水面にはカモの群れ、ブイにはカワウがとまっています。
双眼鏡で覗くとものすごい数のホシハジロ!
キンクロハジロも混ざっていますが、とにかく沢山いる!
浮間公園は毎年たくさんのホシハジロが越冬のためにやってきます。これを見に来たと言っても過言では無い!
群れ全体の観察も良いですが、1羽をじっくり観察すると羽繕いのあとに伸びをしたりパタパタ〜と羽ばたいたりします。
シャッターチャンス!として撮ってみるとなかなかカッコイイ写真が撮れてオススメです。笑
う〜む非常にかっこいいですね。
ホシハジロ、赤目と色合いもあってとても良いカモです。
さてさて、ホシハジロの群れも面白いんですが、せっかくなので他も見てみます。
ブイを見ると…
ちょこんととまっていて可愛らしいですね。
嘴(くちばし)の下が赤いのでメスですね。
カワウは羽を乾かしていますね。
一般的な鳥の羽は水を弾くようにできていますが、カワウの羽はあまり弾かず濡れてしまう。
だから、日向で翼を広げて乾かしているんですね。
カワウを見ていたら上空をドバトが急旋回!
びっくりしたカワウがこちら。
そんな威嚇しなくても…笑
すごいですね、しばらく口を開けて上を向いてました。ドバト相手にも警戒するんですね〜
ハクセキレイもとまってました。
案外鳥たちには人気の人工ブイなのでした。
浮間公園 東岸
南岸を堪能し、東岸を歩いていきます。
こちらもカモたちが近いですね〜
夕方の西日に照らされて、なんだか輝いて見えます。
お、あっちにはヒドリガモもいるぞ。
…ん?
アメリカヒドリだ!!
日本に来る数は少なく、珍しい鳥です!
でも何か変…?
どうやらヒドリガモとアメリカヒドリの交雑種のようですね。
顔は緑が入ったアメリカヒドリに近いですが、体はヒドリガモの色です。この2種はよく交雑するのでややこしいのです。
まぁでも雑種でも珍しいは珍しいので観察します!
水面に寝そべったまま泳ぎ続けている…!
もうね、全然顔をあげないんですよ。あげても一瞬でまた寝そべります。笑
どうやら嘴(くちばし)を水面につけたまま泳ぎ、浮いている植物のタネなどを食べているようです。
なんだか可愛いね!
こちらは浮島。人工的に作った浮島だそうで、底の重りに繋がっているんだとか。
樹木の生えたこんな巨大な島がモルタルや鉄筋コンクリート、発泡スチロールで出来ているなんて信じられないですね。すげぇ!
浮島の近くではカルガモが休んでいたり、島の中にはキジバトやムクドリが歩き回っているように見えました。
島の中も入ってみたくなっちゃいますね〜
浮間公園 水生植物園
浮間公園の北東には水生植物園があり、木道を歩きながら湿地を間近で楽しめます。
こりゃあ良い雰囲気ですね。
到着早々、白い鳥が佇んでいます。
うわぁ近い!
木道から観察しているからか、全く人を警戒せずに水際でじーっとしています。
なんつって。
湿地の奥にはキジバトがガサガサしています。
と、その時!
「ピィー!」という声がして振り返ると、浮間ヶ池の方から鳥が飛んできた!
木道の上の枝にとまりました。
カワセミは正面から見るとオレンジ色が映えますね。背中のコバルトブルーも良いですが、どちらも良いものです。
しばらく枝の上でひょこひょこしてましたが(カワセミ特有の動き。首を伸ばしたり縮めたりするんですよ、ホントに。)、また池の方へ戻っていきました。
して、池の方を見ると水生植物園との境目の水面が動く動く!
これは…
カワウだぁ〜!!
浅瀬を泳ぎ回るカワウはこちら。
おお、魚捕まえてる!
捕まえたのはおそらくオイカワ!
池の浅瀬なんかにもいるもんですね。
カワウも池の方へ泳いで(橋の下をくぐってる!)池の方へ行ったので追いかけると、別のカワウが凄いことに!
カワウ恐るべし…!
40cmはありそうなオオクチバスを咥えてぶん回してました。
が、最後は飲み込みきれず諦めてしまいました。
結局食べないんかい!
浮間公園 バードサンクチュアリ
浮間ヶ池の北岸はバードサンクチュアリとして保護されています。
つまり、入ることができないんですね。
ただ、水生植物園の前から双眼鏡で観察することは出来ます。
なんとなく、ゆったりと休んでいるような鳥が多い場所ですね。
薮の奥にはササゴイの姿もありました。
これで一通り回れましたかね!
おつかれさまでした〜!
浮間公園 まとめ
池の周りを1週するだけでしたが、2~3時間はかかっちゃいますね。
とにかく鳥が近くて楽しい公園でした!人馴れしている個体が多かったです。初心者の方には特にオススメかもしれませんね!
サービスセンター近くの週間野鳥情報には有志の方?の書かれた鳥の記録もあり、観察の助けとなるでしょう。
バンが最後の挨拶に来てくれました。
オオバンより数が少なく、会えたら嬉しい鳥ですね。
最後に今回のポイントマップです!
やはり南側のホシハジロの大群と、水生植物園周辺が面白かったですね!
みなさんも是非遊びに行ってみてくださいね♪
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