双眼鏡の使い方!うまく見えない原因やコツ、ルールにマナーなどを紹介!
どうもムーアです!
今回はバードウォッチングやお散歩で活躍する双眼鏡の正しい使い方を紹介していきます!
普段はバードウォッチングの講師もしているよ!
双眼鏡を使った時、
・像がぶれる
・対象物が視界に入らない
・まつ毛が邪魔
・メガネの人はどうするのー?
・肩がこる…
・なんかうまく見えない
などなど困ったことがある人は多いのではないでしょうか?
そんなあなたに!基本的な使い方やルール、コツを徹底的に紹介していきますよ!
双眼鏡の使い方①操作方法
まずは説明書にも記載されている、基本的な使い方。
アイカップ(目当て、アイレリーフ)
アイカップは双眼鏡の目に当てる部分。メーカーによって呼び名が変わります。回転させて伸び縮みさせるものや、折り返して短くするタイプもありますね。
目とレンズに一定の距離があった方が良いので、
・裸眼はアイカップを伸ばして目と離す
・メガネは元々目と離れてるのでアイカップを縮める
ですね。
まつ毛が視界に入って気になる〜とかはこの辺が原因かも。
目幅の調整
双眼鏡本体は幅が変えられますので、山折りにするような形で折り曲げます。
2つの接眼レンズが両目それぞれの真ん中に来ると視野の円が1つに見えます。片方が真っ暗で見えなかったり、像が2つに見える時はもう少し調整しましょう。
構え方
ピントは双眼鏡中央のピントリングで合わせます。
両手で双眼鏡を握り、指1本で回すのが基本です。片手で持ってリングを摘んで回すとブレてしまいます。
この時、脇を閉めると安定しますよ。
視度調整
右目と左目で視力が違う場合に調整します。
片目でピントを合わせ、もう片方の目で見た時にピントがズレていたら視度調整リングを回して合わせます。
視度調整リングがついてる方のレンズ側の目で合わせましょう。ウインクが出来ない場合は手で隠したりして片目ずつ合わせます。
ここまで出来て、ピントが合わせられれば基本はOK!
双眼鏡の使い方②観察方法
ピントの合わせ方が分かっても、なかなか上手く双眼鏡を使えないという方も多いでしょう。
見たいものが双眼鏡の視野に入らないよ〜
という場合、ほとんどが対象から目線を逸らしてしまっているからだと思われます。
これね、やりがちです。ここまででなくても、微妙にズレただけで見失っちゃうんですよね。じゃあどうするって、目線を逸らさない。これは練習あるのみ。
上手くいくと、覗いた瞬間に対象物がど真ん中に入ってきます。これが出来るようになると双眼鏡がめちゃくちゃ楽しくなります!是非頑張って練習してみてください。
双眼鏡の使い方③ルールやマナー
双眼鏡にルールなんてあるの?
ルール、という程でもないんですが安全管理や長持ちさせるために守った方がいい事はあります。
双眼鏡ルール
①双眼鏡で太陽や反射光を見ない
②双眼鏡を振り回さない
③レンズを触らない
④双眼鏡を覗きながら歩かない
⑤高温多湿での保管は避ける
といった所でしょうか。順番に見ていきましょう。
①言わずもがな、双眼鏡で太陽を見ると目を痛めます。これは小学生でも知ってますが、水面やガラスに反射した日光にも注意!うっかりやりがちです。
②双眼鏡を振り回したり、落としたりすると光軸(レンズとレンズを通る直線)がズレてしまい、見えなくなってしまいます。
③レンズを触ると指紋や皮脂がつき、汚れます。専用のクリーナーでこまめに掃除すればもちろんOKですが、レンズのコーティングもありますので出来るだけ触らないように扱いましょう。
④双眼鏡を覗いている間は、自分の近くが全く見えていませんのでそのまま歩くのはとても危険です。転んだ時も手をつけませんので頭から転倒してしまう危険も。気をつけましょう。
⑤防水の双眼鏡も多いですが、それでも高温多湿の場所で保管すると機内にカビが生えることがあります。保管は風通しの良い場所か、湿度を管理できる防湿庫があると便利です。カメラ用のシリカゲルと一緒にチャック袋で保管とかもアリですね。
安価で湿度がわかるタイプ(中に防湿剤を入れて管理)や、
電子制御式の防湿庫も割高ですが便利です。カメラもお持ちの方はこちらもカッコよくてありですよね!
いずれにしても防湿剤は買っておいて損は無いでしょう。電子式の防湿庫でも併用がオススメですよ。
双眼鏡マナー
双眼鏡のマナーはシンプルです。
「人を見ない」
ということですね。
遠くの人の顔や、人の家なんかも見ようと思えば見えてしまう双眼鏡。民家の庭や屋根、アンテナ、ベランダの手すりなんかに鳥がとまっていることもあるでしょう。
しかし、人の家を覗き見るのは軽犯罪法に違反しています。いわゆる「のぞき」行為に当たるのですね。
意図的は論外ですが、うっかり人の家を覗いてしまうことがないよう、気をつけましょう。
双眼鏡の使い方④上級者の知恵
ハーネスストラップ
双眼鏡を普通のストラップで首から下げていると、肩が凝っちゃって仕方がない!
という方はたすき掛け式のハーネスストラップがオススメです。首にはかけず、肩に回すイメージで荷重が分散して重さを軽減することができます。
上の写真の従来型のハーネスストラップは若干かさばるのですが(ボロボロなのは気にしない)、下のような軽量タイプも最近は人気です。(ムーアもそのうちこっちに切り替え予定)
※現在Amazonでのみ取り扱いのようです。
おすすめのバードウォッチング専門店です。
双眼鏡スマホアダプター
カメラを持ってない方は双眼鏡で見たものを撮影したい〜!って気持ちになりますよね。
お手持ちのスマホで気軽に撮れるグッズもあります。
スマホ撮影はスマホの画質に依存しますので、「もっといい写真撮りたい!」という方はカメラの購入も検討しましょう。
双眼鏡の使い方⑤それでもうまく見えない時は
全部ちゃんとやってるのに、何だか綺麗に見えない…
そんなあなた、もしかして安い双眼鏡使ってませんか?
正直5,000円以下の双眼鏡の見え味はかなり悪いです。視野が狭く、暗く、ボヤけて見えるのがザラにあります。それは製品の仕様なので仕方がないですね。
購入するなら1万円以上。3万円前後の機種から見え方が別格になります。見える世界が変わります。
1万円程度でオススメはオリンパスの8×25WPⅡ。
4万円前後でオススメはNikonのモナークM7。
なぜこの2機種なのか、双眼鏡の選び方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね!
自身の双眼鏡の使い方をふりかえり、良きバードウォッチングライフを!