川遊びの場所選び!~魚捕り、釣り、シュノーケルなどに適した場所選びの方法~
今年も暑いねぇ…
涼しい河原で川遊びでもしようか?
それはいいけど、遊べる川って近くにあったかな?
楽しく遊べる川ってどんな川?
目的にもよるけど、
近所にもきっと遊べる川があるはず♪
日本は川がとても多い国なので、お住まいの近所にもきっと川が流れているはず。
ひとくちに川といっても、遊びやすい川もあれば遊びにくい川、危険な川もあります。
川遊び、特に生きもの採集や観察をするのに適した川ってどうやって選んだらよいのか、紹介します!
× 川遊びに適さない川
①水深が深く、川幅が広い
川遊びは、川の中に入れるのが前提条件です。
こちらの川は川幅が広く水深もあり、とても入れる様子ではないですよね。
これでは川遊びには適していません。
②川に近づけない、立ち入り禁止
都心を流れるような川は、安全のためフェンスに囲われて川に近づけない事が多いです。
場所によっては立ち入り禁止の看板が立てられていることも。このような場所は生きものが少ないことも多いです。
〇 川遊びに適した川
①浅瀬のある、川の中~上流
川遊びといえば、想像するのがこのような川ではないでしょうか。石がゴロゴロとしている河原があることも多く、バーベキュー場やキャンプ場になっていることもあります。
水中にも大小さまざまな石があり、場所によっては砂や落葉、泥などが堆積しています。また、コンクリートで足場や岸が護岸されて、すき間に魚が隠れていることもあります。
・遊びの種類
たも網(釣具屋等で売っている、魚を捕るための網)での魚の採集や、釣り、シュノーケル、などなどオールマイティに遊べます。
・見られる生きもの
魚ではヨシノボリ類などのハゼの仲間(底を移動するような種類)、オイカワやカワムツなどの遊泳魚、ドジョウの仲間など様々な種類が見られます。
水中の石を持ち上げると、ヤゴ(トンボの幼虫)やカゲロウ、トビケラ、カワゲラ、ヘビトンボなどの水生昆虫の幼虫が見られます。落葉の下や、砂の中にもいることがあります。
②河原
バーベキュー等が楽しめる河原は自然度が高いことが多く、様々な水辺の生きものが姿を見せます。
泳いだり、ボール遊びも良いですが、ぜひ周囲の自然を楽しんでみてください。
・遊びの種類
生きものの採集や観察がメインですが、木陰でのんびりするのも悪くありません。
・見られる生きもの
昆虫ではトンボやトビケラなどの成虫、バッタやチョウが見られます。カエルや野鳥の声も聞こえ、よく探すと様々な生き物が姿を見せます。
③渓流(上流〜源流)
川の上流へ行くと、大きな岩がゴロゴロと並ぶ渓流と呼ばれる流れになります。
流れが速く、小さなお子様と遊ぶのには向いていませんが、夏の渓流は涼しくコケやシダの中で自然と一体になる感覚はとても気持ちが良いです。
・遊びの種類
釣りがメインになります。ルアー、フライ、テンカラ、エサ釣りなど様々な釣り方がありますがここでは省略します。
また、釣りをするには釣り券を買う必要があります。管轄の漁協を調べたり、販売所を調べたりしないといけませんので、初心者向けではないですね。
・見られる生きもの
冷たい水を好むヤマメやイワナ、渓流域を好むトンボやカエル、サンショウウオやヘビの姿も。
④田んぼの用水路
意外に思われるかもしれませんが、都心のベッドタウンから少し郊外に出ると水の張った田んぼがあることは珍しくありません。
田んぼのわきには必ず水路が流れています。コンクリートで固められた水路もあれば、素掘りの水路もあり小魚や水生生物が姿を見せます。
日陰が無いことが多く、真夏の日中はとても暑く熱中症に注意が必要です。また、田んぼは農家さんの私有地ですので、水路で遊ぶ時もできるだけ許可を取ってから遊びましょう(田んぼ入って稲を荒らすようなことは絶対にしないでください!)。農作業中の農家さんに声をかけると優しく許可してくれることが多いですよ。
・遊びの種類
タモ網で水路の中の生きものを探したり、バッタやチョウなどの昆虫採集をしたり。カエルやヘビなどの生きものが姿を現すこともあります。
・見られる生きもの
夏の田んぼには大小様々なカエルが暮らしています。水路の中にはメダカやタナゴ、ドジョウなどの小魚の姿が。初夏にはナマズが産卵のために遡上してくることも。
田んぼの中には水生昆虫(ゲンゴロウやガムシ、コオイムシの仲間など)の姿が見えることも。水面があまり揺れないので、覗き込むだけで姿が確認できることも多いです。
遊べる川の探し方
遊べる川は分かったけど、
どうやって探したらいいんだ?
Googleマップを使って探すといいよ!
Googleマップを使った遊べる場所の探し方
Googleマップには航空写真に切り替える機能があります。川を航空写真にして辿っていくと、灰色の地面がむき出しになっていたり(河原)、川に白波がたっている(浅そうに見える)場所があります。
河原には大きな木は生えていない事が多いので、分かりやすいですね。自宅から行ける範囲で遊べる河原が無いか、探してみてください。
また、ストリートビューの機能を橋の上で使うと川の様子がよく分かります。水深や川へ降りる道の確認などはこの機能を使うと良いでしょう。
その他の注意事項
川へのアクセス
車で川へ行く場合、駐車スペースの問題があります。バーベキュー場やキャンプ場のように観光地化されているような場所では駐車場がある場合もあります。そうでない場合、遊べる場所の近くに駐車スペースがあるかは事前に確認しておいた方がスムーズです。
電車やバスで行く場合は、最寄りの駅やバス停を調べたり、時刻表を事前に確認しておくと良いでしょう。濡れたままバスに乗ると迷惑ですので、着替えなどの準備も忘れずに。
トイレ、コンビニ
川でトイレに行きたくなることは多々あります。そんな時、公衆トイレやコンビニの場所を事前に確認できていると安心です。小腹が減ったときや、タオルや着替えが足りない時もコンビニが近くにあると便利ですよ。
まとめ
ひとくちに川といっても、様々な環境があります。
どんな遊びがしたいのか、時期や人数、お子さんの年齢などに合わせて適切な場所を選んで事故の無いよう楽しく遊びましょう!
川遊びは楽しくて、気持ちがいいですよ♪