川で魚とり&観察
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【川魚図鑑】川遊びで捕れた小さい魚の種類はコレ!分かりやすい見分け方解説つき!(関東版)

pintyoro
都会ママ
都会ママ

娘が川で魚とったけど、名前が全然わからないよ~!

ぜんぶメダカかな~???

という声、この夏もたくさん河原で聞こえてきそうです笑。せっかく捕まえた川魚、種類が分かった方が絶対楽しいですよね。

でも、小さな川魚ってぱっと見ても同じに見えるし、体の色もコロコロ変わるで非常に分かりにくい!

そこで、関東の川でよく見かける魚20種類のわかりやすい見分け方を紹介!川遊び歴うん10年のムーア(@nature_familiar)にお任せあれ!

ムーア
ムーア

図鑑だけでは分かりにくい部分もフローチャートで紹介するよ!

魚を見分ける基礎知識(ヒレ)

基本的な魚のヒレ

今回紹介する魚の見分け方では上記のヒレの名前が出てきますので、分からなくなったら見返してみてください。

体型で見分ける

ムーア
ムーア

まずは見た目の形で分類しよう!

川魚の体型は大きくわけて3パターン!

捕まえた魚の形をよく観察して、当てはまる形の見出しをタップすると該当の種類へ移動ます!

都会ママ
都会ママ

すごいシステム!!

まずは↓の3パターンから選ぼう!

紡錘形(流線形)

川魚で最も多く捕れるのがこのタイプだと思います。慣れないと体の色や模様で見分けがちですが、

体の色はあまりあてになりません

興奮具合や環境で体の色って結構変わっちゃうんですね。そこでヒレの位置や形、ウロコの大きさなんかで調べるわけです。まずは背びれの位置で3パターンに分類します。(該当する画像をタップ!)

背びれのタイプを↓の3つから選ぼう!

小さめ背びれ

背びれが小さいタイプの魚は、腹びれの位置を確認してみましょう。(該当する画像をタップ!)

腹びれの位置を↓の3つから選ぼう!

紡錘形→小さめ背びれ→腹びれが前にある

アブラハヤ

上流~中流、水が冷たい緩やかな流れに多い魚です。

ミナミメダカ

本流の近くに用水路や細い流れがあるといるかもしれません。

カダヤシ

メダカによく似た特定外来生物。生きたまま持ち帰ると法律違反なので注意。

tough TG-7レビュー記事はこちら!

紡錘形→小さい背びれ→腹びれと背びれが同じ位置

オイカワ

浅くて流れのある川を好みます。冬場は大きな群れになっていることも。

カワムツ

オイカワと似た場所で採れることが多い。

※オイカワとカワムツ、ヌマムツを稚魚の段階で見分けるのは見慣れないと難しいです。

ウグイ

オレンジ色が派手な魚。いろいろな環境に適応する。

タモロコ

水草の影に隠れることが多い、小型で綺麗な魚です。

モツゴ(クチボソ)

水の流れがない場所が好き。

紡錘形→小さい背びれ→腹びれが背びれより後ろにある

ビワヒガイ

関東では移入種。もともとは琵琶湖の固有種。用水路などで見かけます。

大きめ背びれ

フナ類(ギンブナ、キンブナなど)

コイ

背びれが2つ

オヤニラミ

コクチバス

※特定外来生物(飼育や移動が法律で禁じられています)

底を這う形(ハゼ型)

底に静止するタイプの魚ですが、ここでは背びれの数と胸びれの形で分けます

※ハゼ以外も含めました。

ハゼ型→背びれが1つ

スナゴカマツカ

ハゼ型→背びれが2つ→胸鰭がトゲトゲ

カジカ(大卵型)

※関東のカジカは大卵型と呼ばれるグループです。

ハゼ型→背びれが2つ→胸鰭がやわらかい

ヨシノボリ類(トウヨシノボリ等識別の難しい複数の種を含みます)

※正確には上顎の骨部分です。

ヌマチチブ

※正確には上顎の骨部分です。

ムサシノジュズカケハゼ

※正確には上顎の骨部分です。

ジュズカケハゼの仲間は見分けの難しい複数の種類を含みます。

細長い形(ドジョウ型)

にょろにょろと細長いドジョウの仲間は、尾びれの形で見分けてみましょう。

ドジョウ型→尾びれが丸い

ドジョウ

※とても似ているキタドジョウという種類も関東~北海道に生息しています。

ドジョウ型→尾びれが直線的

ヒガシシマドジョウ

まとめ

今回は関東の川で川遊び中に見かける20種類を紹介しました。が、もちろん日本の川にはもっともっと沢山の種類の魚たちがくらしています

渓流域にはサケ・マス類、田んぼや水路には繁殖期にナマズが入っていたり、河口の汽水域(海水と混ざり合う場所)には紹介しなかったハゼや気水魚が見られます。

この記事で捕まえた魚を調べてみて、「なんか違う気がする」と思ったら是非図鑑で調べてみてください。タナゴ類やナマズ類など紹介しなかった(川遊び中には出会わなそう?)魚かもしれませんよ?おすすめはこちら▼

こちらの図鑑は網で捕まえられる魚に特化したオススメ図鑑!レビューはこちら

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ムーア
ムーア

図鑑でも調べてみよう!
今回は形で仲間分けしたけど、実際の分類はまた違うよ!

スナゴカマツカは底を這うタイプですが、ハゼではなくコイの仲間だったり、調べてみると面白い発見があるかもしれませんね!

生きものの名前が分かると川遊びももっと楽しくなるはず!

この記事が役に立ったら幸いです!

魚を捕まえるのが難しい、という方は簡単な捕り方をこちらで紹介しています。

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ABOUT ME
ムーア
ムーア
フォトグラファー・自然解説員
大学を出て水族館に勤めたものの、
「水槽の中じゃなく、自然の中で生きものを観察してほしい!」
と思い、自然解説(野鳥・川・昆虫等の観察会)の仕事を始める。

現在は自然解説員として活動しながら、国内外で野生動物の写真撮影をしている。
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