川の石に張り付く小さな虫の正体!川虫図鑑
ぎゃああああああ!!!
どうした!?
子供と川遊びしてたら、石の下に小さな虫?がたくさん・・・あれなに〜(><)
川遊びをしていたら、水中の石に張り付き蠢く生き物の存在に気づいた方もいるのでは無いでしょうか?
得体がしれないと気持ち悪くて怖いですよね。ここでは川の中に暮らす昆虫のなかまを、川虫大好きムーア(@nature_familiar)が紹介します!
よーく見ると、カッコイイのや可愛いの、面白いのもいますよ!
水生昆虫とは
川の中で最も数が多いのが、水生昆虫のなかまです。一生を水中で過ごすものもいれば、幼虫の時期だけ水中生活をするトンボのようなものもいます。
ヘイケボタルやゲンジボタルも水生昆虫にあたります。ここでは川の石をひっくり返すと出てくる昆虫たちを紹介しましょう。
カゲロウのなかま
儚(はかな)い命に例えられるカゲロウのなかま。水中での長い幼虫生活を終え、水面から飛び立つと数時間のうちに交尾と産卵を終え一生を終えます。
幼虫の形は種類によって大きく異なります。宇宙人のような風貌のものから、ゴツゴツと逞しい体つきのものなど馴染みのない方にとっては
なにこれ!?初めて見た!
という感じですね(笑)
どれもわかりやすい脚が6本と尾が3本あり、お腹の側面にウチワのような鰓(えら)が付いています。中にはモンカゲロウのようにふさふさの鰓を持つ種類もいますね。
石を持ち上げると石の表面を素早く這い回るので、気持ち悪がられる事もありますがよく見るとカッコイイですね。鰓の動きも見てると面白いですよ。
たしかにエラがある虫なんて、なんだか不思議〜おもしろい!
カワゲラのなかま
カゲロウによく似た昆虫、カワゲラ。こちらも石の表面に張り付いて生活しています。
カゲロウとの違いは鰓の位置。お腹の側面には無く、足の付け根やお腹の先端にもしゃもしゃした鰓が付いている種類が多いです。
なんだか古代の虫みたいで凄い迫力・・・!
トビケラのなかま
川虫の中でもひときわ面白い生活様式なのが、トビケラのなかま。成虫は蛾そっくりで、川のそばのお宅では庭先に飛んでくることもあります。
幼虫はイモムシのような形で水底で巣を作って生活しています。この巣が面白いんです!
この他にも砂粒で綺麗な巣をつくるものや、素を作らずに這い回る種類もいます。
えええええ!
器用な虫!おもしろ!
石に張り付くカゲロウ、カワゲラ、トビケラ類の採集方法はこちらで紹介!▼
トンボのなかま
トンボは有名ですね、赤とんぼやシオカラトンボなど見たことある人も多いのでは。
幼虫はヤゴとも呼ばれ親しまれています。ヤゴも様々な形のものがいて、石の裏でも見られるものがいます。
カゲロウやカワゲラと違って捕まえてもあまり動きません。
ヘビトンボ
大きなアゴを持ったヘビトンボの幼虫。噛まれると痛いので捕まえた時は注意しましょう。
おっきい!
なんかジ〇リ映画で見たことある・・・
ヒラタドロムシ
ひらた・・・どろ?
なにこれ変な形!!
カブトムシと同じ、コウチュウのなかまです。この吸盤のような形で石に張り付きなかなか取れません。
大人になると虫っぽい形になるんだ!
ナベブタムシ
鍋の蓋のような平たく丸い形から名付けられたナベブタムシ。こう見えてカメムシのなかま。口が針のように鋭く、刺されると大変痛いです。
こりゃまた変な名前。
なんだか可愛らしいね。
まとめ
この他、昆虫以外にもエビやサワガニなどの甲殻類、ヒルなどの軟体動物、ミミズの仲間などが捕れることも。
また、石の下ではなく植物の周辺ではまた違った昆虫が見られます。
魚捕りをしていると一緒に捕れることもありますので、近くでじっくり観察してみると面白いことが分かるかもしれませんよ?
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