【野鳥観察地】秋の伊佐沼でバードウォッチングしてきたよ!観察ポイントも紹介!

バードウォッチング大好き!ムーアです!

普段は都市公園で野鳥観察の講師もしているよ。
今回は埼玉県川越市の伊佐沼で、秋のバードウォッチングを楽しんできたのでレポートします!
計23種の野鳥が観察できたので、見られた場所や観察ポイントを紹介していきます。

伊佐沼

伊佐沼は周囲を水田や畑に囲まれた、外周約2.4kmの埼玉最大の自然沼。
木道が整備され、浮島があり、年間を通して多くの野鳥を観察できます。

今回は駐車場からぐるっと1周してみたよ。
駐車場〜伊佐沼公園

沼の西側にある公園では、ヒヨドリやコゲラなど小鳥類が観察出来ました。まぁいわゆるその辺の公園でも見られる鳥たちです。
ここにはトイレや自販機もあるので休憩に丁度よさそうです。

駐車場前

ちょうど沼の中央に位置するため、全体が見渡せます。この日は沼の中央付近にヒドリガモの60羽ほどの群れが見えました。

どっち周りで行こう?

南の浮島に鳥の影が見えるね!
午前は反時計回りだと太陽が背中になるから観察しやすいかも。
というわけで、南側から反時計回りに歩きます。
伊佐沼南岸

南岸の街路樹にはシジュウカラやスズメがやって来ていました。群れで忙しなく移動しつつ、餌を探しているようです。

浮島にはやはり数種類の野鳥の姿が見えます。
あれは…


なんか脚長いのいるぅぅぅ!!!
なんと、セイタカシギです!秋の渡りの時期に伊佐沼に立寄る渡り鳥。その名の通りなが〜い脚が特徴の美しいシギの仲間。
一緒にいるのはアオアシシギ、ツルシギですね。この子たちも渡り鳥です。

シギとか見分けが難しいなぁ〜
という方はアプリがおすすめ!
こちらのアプリ「Picture bird」は写真から種類を判別してくれるすぐれもの。使い心地はこちらで紹介しています〜

さてさて、しばらく観察していると…

突如、アオサギが着陸!

でかい…!笑
みんな怖くないのかな?
あわや!襲う気はなかったようですが、サギたちもこれにはビックリ!眠っていた子達も迷惑そうに飛び去っていきました。

隣の子に飛び蹴りしてました笑

鳥たちの暮らしを覗いてるとなんだか面白いね!
飛んじゃったか〜と思っていたら、旋回してそのまま目の前に着陸!待ちながら観察しているとこういうことがあるので、「追いかけ回すより待った方が良い」んですよね〜。




せっかく起きたからついでに、なのか。さっきまで寝てたくせに、餌をとりながらだんだん近づいてきます。

頭の白い個体は比較的少なく、見られたらラッキーかも。美しい姿に息を飲みます。
一方その頃、アオサギは…

今度は浮島の上のコサギにちょっかい出してました。なにしてるんだか…笑
間近でシギたちを堪能していたら、カメラマンが集まってきたので移動開始。あんまり人が集まるとストレスを与えてしまいますからね。満足したら移動するのです。
伊佐沼東岸

東側は車の通りも少なく歩きやすい道です。沼側には葦原が続き、スズメの群れがたくさん見られました。冬になるとホオジロやアオジなんかも見られるでしょう。
反対側は水田地帯で、バッタやトンボ、チョウなど秋の昆虫が姿を見せてくれます。

沖合にはポツポツと鳥の姿が。1羽ずつ双眼鏡で確認します。



伊佐沼、カメ多いですね。ほとんどがミシシッピアカミミガメでした。
手前の岸際で日向ぼっこしている姿も。
伊佐沼北、古代蓮エリア

北側には沼を渡るように木道が設置され、蓮エリアや泥地を上から眺められます。
蓮の見頃は初夏頃ですから、秋は見られませんね。枯れた茎だけ残っています。
泥地には…


目立ちませんがシギの仲間がチラホラと。ハマシギは群れで降りてきました。
陸地化した蓮エリアには…


沼の中央付近の蓮エリアにはヒドリガモの群れが上陸し、緑の葉っぱをせっせと食べています。遠足みたいで見てると面白いです。


文字通り道草喰ってるね!笑

…
伊佐沼西岸

木道を過ぎると後は駐車場まで一直線!
あまり見所も無いですが、浮かんでいるコガモを発見。渡ってきたばかりで換羽中のようです。

頭ぼさぼさで可愛い〜♡
伊佐沼バードウォッチングMAP

今回の観察記録をマップに落としてみました!
自身のフィールドノートにも、こんな感じでプロットしてみると面白いですよ。
1周してみましたが、鳥のいない場所がないくらい沢山の野鳥に出会えました。冬や春夏もまた違った鳥が見られると思いますので、伊佐沼でバードウォッチング楽しんでみてください♪

