鳥の名前がわからない!?よく見るあの鳥を調べる方法!

自然解説員のムーアです!

本職でバードウォッチングの講師などやってるよ!

こないだ庭に来た小鳥、なんていう名前?
庭だけでなく、散歩中や通勤通学で気になった野鳥(野鳥:野生の鳥)の名前が気になる〜なんてこと、誰でもありますよね。
たまたま近くで見ると、鮮やかな黄色だったりオレンジ色だったりして「スズメじゃない!?なにあれ?」なんて話もよく聞きます。
という訳で2023年一発目は、身近な野鳥の種名(種類の名前)を調べる方法を解説していきます!

おすすめアプリも紹介するよ!
さっさと教えて!という方はこちら。
鳥の名前を調べる方法

それでは結論から入りましょう。
鳥の名前を調べる方法は大きく以下の4つ!
・人に聞く
・ネットで調べる
・アプリで調べる
・図鑑で調べる
どの方法にしてもある程度、見た鳥の情報を記録しておく必要があります。
例えば詳しい人に聞くにしても、大きさや声などを伝えないときっと教えてもらえませんよね。

じゃあ何をどーやって記録したらいいの~?

次の章で紹介していくよ!
鳥の様子を記録する

ではどんな情報があれば野鳥の種名を調べられるのでしょうか?
基本は写真が撮れればほぼOKで、具体的には以下の通りです。
鳥の大きさ

見た鳥の大きさはとても重要です。
とはいえ、特に飛んでいる鳥などは比較するものもなく大きさの推定が難しいです。
できれば人工物などと比較して大きさを記録しましょう。カラスやハトなど知ってる鳥と一緒にいたら、それより大きい小さいと言ったふうに記録できると最高です!
鳥の色

鳥の識別には色もとっても大事!形や大きさはそっくりで色だけ違う別種の鳥、なんて沢山いますからね。
しかしこの色が厄介で…

黒っぽかった!
という場合、逆光(鳥の背後が明るい)で鳥が暗く見えているだけの場合があります。
そもそも全身黒っぽい小鳥、なんてあまり身近にいませんからね。
できれば鳥に正面から光が当たっている状態で観察できるとGoodです!
背中が緑っぽい、頭は黒、お腹が白…と言った具合にパーツごとに色が区別できると名前が分かる確率がグッと上がりますよ!
鳥の声
これは人に聞く時に参考になります。
覚えて真似出来たら大きなヒントになりますし、声の大きさや声質がヒントになることもあります。
録音できればアプリで調べることも可能です。
繰り返し鳴いているようであれば、スマホで録音してみても良いですね!
鳥がいた場所

スズメはどこにでもいる印象があるかもしれませんが、案外人里近くにしか生息しておらず山のなかでは見かけません。
上記のアオサギは水辺に依存し、街中のコンクリートにいることはあまりありません。
このように、鳥の種類によって好む環境が違いますので「見た場所、環境」というのも名前を調べる上で重要です。

とまぁ大きさ、色、声、場所が分かればだいたい名前までたどり着けるね!
鳥をもっとよく見る
いつもの道に、毎回気になる鳥がいるけど、

遠くてよく分からない!
という場合には双眼鏡があると便利!鳥がものすごく大きく見えます。
初心者にオススメなのは、小型で安価なこちら。OM SYSTEM 8×25WPⅡ。
Amazonなら1万円弱で手に入ります。
折りたたむと手のひらサイズでカバンに入れても邪魔にならず、防水で見え味良し。

良い双眼鏡があると、いつもの風景が違って見えるよ。

鳥の名前を人に聞く
身近に詳しそうな人がいたら、聞いてみるのが手っ取り早い!
とはいえ、あやふやな情報では聞かれた方も困ってしまいますので、先程の大きさや色などをメモしてから聞いてみましょう。写真やスケッチがあればムーアは喜びます。笑
知り合いに詳しい人なんていないよーって人は、ビジターセンターや管理棟がある公園に、ムーアのような解説員がいることもあるので声をかけてみるといいかもしれません。
鳥の名前をネットで調べる


名前知らないのにどーやって検索するの!?
と、思われるかもしれませんが、特徴さえ記録できていれば案外調べられます。
例えば「白黒 足速い 鳥」でもハクセキレイという鳥の画像が出てきます。すごいですねー
一発で出てこなくても、関連画像を調べていくと「ああ、こいつだ!」ということもありますので根気よく調べてみてくださいね。
鳥の名前をアプリで調べる

ネットでちまちま検索なんてめんどくせぇ!って方はアプリがおすすめ。最近のアプリは凄いですよ。
ムーアもよく使っているくらい、精度が高いです。Googleレンズといった万能画像検索アプリでもそこそこ分かりますが、鳥専用の識別アプリは段違いの性能です。
それがこちら。picture bird(ピクチャーバード)!

スマホでもいいので写真さえ撮れていれば、このアプリ1つ入れとけばOKです。
詳しい使い心地はこちらで紹介しています。

このpicture bird、スマホの画像ファイルから鳥の名前を教えてくれるのでアプリ内のカメラで撮らなくても大丈夫。




とまぁ、めちゃくちゃ簡単に鳥の名前が分かります。
高精度ゆえ、年3,300円の有料アプリですが、1週間無料期間があるためお試しできます。しかも期間内で解約すれば、広告表示(というか有料プランの宣伝)されるものの無料のまま使い続けられるという笑

それあり!?

まぁ仕様みたいなので有難く使いましょう笑
ムーアは有料で使ってるよ!良いサービスだからね!
ちなみに後述の小さな図鑑でも1500円、日本の鳥全種類載ってる図鑑だと5000円近くしますから、3300円の有料アプリでも結構お得感ありますね。他にも見た鳥の記録機能とかもありますし。
解約の仕方などもこちらの記事で詳しく紹介してるので使ってみてね!


インストール後すぐ解約しても1週間は無料期間として使えるよ!損はしないから試してみて!便利だよ!

めちゃ推すやん!
気に入りすぎでしょ笑

鳥の名前を図鑑で調べる

最後は図鑑!これはどうしてもお金がかかる方法ですが、図鑑の購入には相応のメリットがあります。
おすすめはこちらの薄くて持ち運びやすい図鑑「野鳥手帳」!手帳ってタイトルですが図鑑です。
写真とイラスト両方載っていて、身近な野鳥に種類を絞ったとても使いやすい初心者におすすめの図鑑。

図鑑のメリットって?

調べた鳥以外の種類も前後のページから知ることができるよ!
例えばハクセキレイって鳥を調べた時に、身近にセグロセキレイやキセキレイといった似たやつがいるんだ〜、と分かるわけですね。
単純に分かるのが楽しいし、次の観察が楽しみにもなりますね!これはネットやアプリなどでその種類だけ調べたのでは分からない事です。

まとめ

名前を知っている鳥が1種でも増えると、世界が違って見えます!大袈裟じゃないですよ。

この記事をここまで読んだあなた、こちらのハクセキレイという鳥を覚えて明日探してみてください。
いつものコンビニの駐車場など、案外見つかることと思います。「あ、ハクセキレイだ!」ってなると、なんだか嬉しくなりますよ。

そして、もし名前が分からない鳥がいたら、アプリや図鑑を使って調べて見てください。
分かれば分かるほど、沢山の鳥たちが身近な場所で暮らしているのに気づくでしょう。名前を知るのはその第1歩。

名前を知って、親しみを覚えて、身近な鳥たちを愛でよう!

