初心者向け双眼鏡はコレ!バードウォッチングに必要な道具&持ち物特集!
こんにちはームーアです!
普段は野鳥観察の講師などもやってるよ!
バードウォッチングを始めるにあたり、
バードウォッチングって何を揃えたらいいの~?
双眼鏡とか高いのかな…?
という方もいらっしゃることでしょう!
この記事では
・双眼鏡のオススメは?
・何を揃えれば始められる?
・バードウォッチングの持ち物は?
などの疑問を解決していきますよ!
双眼鏡
バードウォッチングの始め方!の記事でも紹介しましたが、野鳥観察に双眼鏡はほぼ必須です。
なんで「ほぼ」必須?
双眼鏡無くてもいいの?
というのも、肉眼でもある程度は楽しめちゃうからなんですね。ムーアも眼鏡かければ視力2.0近くあるので通勤中のバードウォッチングを双眼鏡無しで楽しむこともあります。
が、これはシルエットや動き、声なんかで野鳥の種類や何をしているかがわかるからなんですね。
なので、初心者が双眼鏡無しで楽しもうとしても鳥の影が動いている…?くらいしか分からない=楽しめない、だから双眼鏡が必要なんです。
さて、双眼鏡の必要性が分かったところで機種を選んでいくのですが、初心者の方は何を重視するかで選んでみましょう。
①携帯性を重視!
大きい双眼鏡って重いんですよ。
首から下げて長時間歩いていると肩が凝っちゃってしょうがない。荷物としてもかさばるし、通勤通学や散歩に手軽に持っていくのも大変…次第に使わなくなったり…。
なんてことになるかも?
特に初心者の方は常に双眼鏡をカバンに忍ばせて、身近な野鳥を間近で見る楽しさを知って欲しい!
ということでムーア的には小型軽量の双眼鏡が1番オススメなのです!
中でも1番オススメなのが…こちら!
OLYMPUSの小型軽量防水双眼鏡、8×25 WPⅡ。
公式から会員登録すると5%OFFで1万円切っちゃいます。
防水でコンパクト、見え味も良しのコスパ抜群双眼鏡です。
もし今ムーアが道具全部没収されたら絶対これ買いますね。そのくらいオススメです。
②視野、明るさを重視!
ちょっと重くてもいいから、見やすい双眼鏡が欲しいな〜
という方は、3万円前後で視野の広さや明るさを重視した双眼鏡を選びましょう。
散々小型の双眼鏡を推していたムーアですが、がっつり鳥を見に行く時持っていくのはこのタイプです。小型の双眼鏡は常にリュックに入ってる感じで(財布と同じ感覚)、使い分けています。
で、このタイプでのオススメはというと、
NikonのモナークM7!
バードウォッチャーの間では言わずと知れた初心者向けの名機の新型です。長年以上愛されたモナークが2021年にバージョンアップしました。4万円という価格ながら、軽さ・明るさ・視野のバランスが素晴らしい双眼鏡。
口径30mmとバードウォッチングにちょうど良いサイズでこのクラスにしては軽く、コンパクトながら広い視野、EDレンズ(特殊低分散ガラス)を使用しており視界がクリアなんです。
ザ・入門機!という感じですね。これ買うと世界が変わりますよ!感動体験が出来ると思います。
気になる方はこちらもAmazonの商品ページに分かりやすい紹介が書いてありますので見てみてください〜
③最高の双眼鏡が欲しい!
せっかくだから1番良い双眼鏡も教えてくれ!
形から入るぜ!という方は1番良い双眼鏡も気になるところでしょう。
EL32 SWAROVISION WB(8×32)
国内で手に入る最も高価で最も見え味の良い双眼鏡の1つ、といえばスワロフスキー製の双眼鏡と答えるバードウォッチャーが多いはず。ムーアも10年近く愛用しています。
オーストリアの工場で職人さんが一つ一つ手作りしており、品質は最高峰。独自のレンズコーティングで色にじみなどを極限まで減らした抜群の見え味の超高級機です。
↑こちらのモデルでお値段はなんと税抜き26万円!一生モノですよね。保証期間も30年(10年のモデルもあります)と、品質の高さと自信が伺えます。
カメラや双眼鏡のレンタルもあるよ!
まずはお試しというのもアリ!
野鳥図鑑
バードウォッチング初心者は、現地で図鑑は使わず鳥を見ることに専念しましょう〜と言われる方もいます。もちろん鳥が見えている間は観察に専念した方が良いですが、鳥がいなくなったら現地ですぐ図鑑を開いた方が良いと思います。
記憶が新鮮なうちに特徴を図鑑と照らし合わせて、種類を調べるんですね。初めて見た鳥の名前が判明した時の感動がたまらないんですよ!この感動は初心者の特権ですね。
そんな理由で携帯する図鑑は双眼鏡と同じで軽くて小さい方がいいです。
また、野鳥図鑑には
「写真の図鑑」と
「イラスト図鑑」
があります。どちらも一長一短で、以下のような特徴があります。
写真図鑑の特徴
・鳥の色や質感が分かりやすい。
・環境も写っている。
・全身写っていない事もある。
・年齢や性別による違いが全て揃っていない事がある。
イラスト図鑑の特徴
・全身が描かれている。
・年齢や性別による違いが同じポーズで描かれている。
・色味はやや異なって見えることがある。
・実際のイメージが湧きづらい。
というのが常識だったんですが、最近は写真とイラスト両方が載っている図鑑が出版されてきています。
写真&イラスト図鑑
それがこちら!
2021年に出版されたばかりの『野鳥手帳「あの鳥なに?」がわかります!』ですね!
ムーアが最近初心者の方にオススメしているのがこちらの図鑑。個人的には軽い図鑑の中では1番わかりやすいんじゃないかなーと思います。価格も1,500円程度とお手頃です。
この図鑑の使い勝手の良さはこちらの記事で紹介していますので、気になる方は見てみてくださいね!
ただし、この図鑑は掲載種数が242種とやや少なめ。よく見る種類はほぼ網羅していますが、国内で記録されているのが、600種以上と考えると物足りない方もいるかもしれませんね。
あまり初心者にはオススメしませんが、
日本で見られる鳥が全種類載ってるのがいい〜!!
という方もいるでしょう。そんな方へ写真図鑑かイラスト図鑑で掲載種数の多いものを紹介しましょう。
写真図鑑
ムーアが愛用しているのは、『日本の野鳥650』!
国内で記録されている野鳥約650種が掲載された写真図鑑です。これ、著者が1人で全種類撮影をしていて、写真のクオリティがとても高いんです。写真集的にも楽しめて、ほぼ全種類網羅されたつよつよ図鑑。
持ち運びにもギリギリ耐えられる重さで、中〜上級者になっても頼りになる図鑑です。価格は4,400円程度と相応にお高い図鑑ですね。
イラスト図鑑
写真よりイラストがいいな〜
という方は、『野鳥手帳』と同じ著者のイラスト図鑑、『フィールドガイド 日本の野鳥 第二版』がオススメ。
めちゃめちゃ絵が綺麗なのが素晴らしいこの図鑑。イラスト図鑑の強みを最大限活かしたつくりになっています。
Amazonのページから試し読みが出来ますが、識別点がイラスト上に図示され、年齢や性別による違いが並べて描いてあるので非常にわかりやすい!
これだけの絵を描くのにどれだけ時間がかかったんだ…と圧倒されるこの図鑑。価格は3,800円ですが、ボリュームを考えるとむしろ安いくらい。
だってハクセキレイだけで13点もイラストがある(オスメス夏羽冬羽幼鳥と飛翔姿、さらに亜種の顔の違いで+6点)って写真図鑑では出来ない芸当ですよね。もうどんなハクセキレイが出ても怖くない。みたいなね笑
さらに、著者の水谷さんはフィールドスケッチの本も出版されるほどの方で、本書にはコラム的に鳥の行動+環境図のイラストが入っていて、擬似的に鳥を観察しているような気分も味わえます。
凄いボリュームのイラスト図鑑!
▲水谷さんのフィールドスケッチの本もオススメ!旅行に行って野鳥観察している気分が味わえますよ♪
フィールドノート
ふぃーるどのーとってなに?
野外で見た鳥の様子を記録するノートだよ!
鳥を見ただけでは記憶は薄れていくもの。特にカメラを持たない初心者の方はノートに見た鳥の記録をとるのが重要で、面白い!
書いてアウトプットすることで記憶も定着しますし、見返した時に記憶も蘇ります。「去年あそこであんな鳥見られたから今年も行こうかな?」とか参考になることも多いです。
具体的には日付、天気、場所、見た鳥の種類や様子がメモしてあれば十分でしょう。簡単な地図を書いて見られたポイントを書いておくと後で便利です。お好みでスケッチをしたり、拾った羽根(洗ってね)や葉っぱを貼り付けたりしても面白いですよね。
ノート自体はなんでもいいですが、持ち歩いてワクワクする素敵なノートだとテンションやモチベが上がります。ムーアは最近シンフォニーの白紙タイプが好みです。リングタイプはシャーペンも入れられるので便利ですよ。
見て、調べて、記録する!
バードウォッチング3種の神器が揃ったね!
バードウォッチングの持ち物
双眼鏡と図鑑、ノートがそろった!
これでバードウォッチングできる?
十分にできるよ!
でも、他にも持ち物があるといいね。
チャック袋
野鳥観察してると綺麗な鳥の羽根を拾うことがあります。拾わなくてもいいんですけど、標本にしたりアクセサリーにしたり色々遊べるんですよね。
拾った羽根は雑菌や汚れがついてますので、チャック袋に入れて持ち帰って洗いましょう。
洗い方やアクセサリーの作り方はこちらの記事でまとめています▼
100円ショップなんかでも売ってますが、通販でまとめ買いした方がお得です。個人的には無地の袋が好きなので、お店で売ってる柄ものよりもこちらのが好きです。
椅子
え!?椅子なんて使うの?
バードウォッチングは歩き回るイメージがあるかもしれませんが、意外と「待ちの鳥見」であることも多いのです。
そりゃあ追いかけ回したら鳥は逃げますから、居そうな場所に腰掛けて待つことも大事なのです。で、地べたに座ると冷たいし汚れますから、折りたたみの椅子が良いんですよね。
折りたたみの椅子なんてホームセンターでも売ってますし、通販には中華製の安いものがゴロゴロしてますが、良いものが欲しい方はウォークスツールの椅子がオススメ。
バードウォッチャーや釣り人が愛用する高価な椅子ですが、スウェーデン製で耐荷重100kgの軽くて堅牢な折りたたみ式の椅子。椅子にもこだわりたい方は是非使ってみてください。普通の椅子とは座った時の安定感が違いますよ。
…こだわらない方は安いので十分です笑
基本のおでかけ用品
あとは普段のおでかけグッズ+αです。
・リュック(両手はあけましょう)
・帽子(熱中症対策!)
・水筒
・おやつ
・タオル
・常備薬
・歩き慣れた靴、折りたたみ長靴
といったところでしょうか。
お家にあるものでぜんぜん大丈夫です。折りたたみ長靴は雨上がりの道や干潟、水辺などで重宝します。
野鳥の会が出しているバードウォッチング長靴(そのままやんけ)は軽くてクルクルたためる折りたたみ式、カラーバリエーションも豊富(商品ページを見てみてください)なオススメ長靴です。
ただちょっとゴム臭いのと、靴底がペラペラなので中敷があった方がいいですね。
まとめ
バードウォッチングに必要な三種の神器は分かったかな?
3種の神器
・双眼鏡
・図鑑
・ノート
持ち物を揃えて、楽しいバードウォッチングに出かけてみましょう!
野鳥の撮影もしてみたい!という方はこちら