自然全般
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【昆虫採集・川遊び・野鳥観察】子どもとの外遊びに自然観察という選択

pintyoro

こんにちは!

都市部の公園で、野鳥観察や昆虫採集、川遊びなどのレクチャー・講師をしているムーア(@nature_familiar)です。

自然解説員という仕事をしています!

みなさんは子どもと公園で遊ぶ時に、何をしていますか?

ブランコや滑り台で遊ばせて、自分はベンチで休んだり。他の子達と鬼ごっこやボール遊びをしたり。楽しいですよね。

でも最近はコロナでゲームばかりしている、なんて話もよく聞きます。

たまには外で遊んで欲しいなぁ〜

なんて声もとてもよく聞きます。

そんな時に、自然観察(生きもの探し)を是非選択肢に入れて欲しい!

ポケモンやあつ森など、生きものを探して集めるゲームはいつの時代も人気ですよね。多くの子供たちは潜在的に生きものに興味があり、初めて見る生きものは目を輝かせて観察するものです。身体を動かすのが苦手な子は特にハマりやすい!

とはいえ、いきなり生きものを探せと言われても

虫は苦手だし、何をどう探したらいいの?楽しめなさそう…

という方のために、

・どんな楽しみ方がある?
・どうやって楽しむ?
・何が必要?

といった、はじめの一歩を踏み出すための内容で紹介していきます!是非、保護者の方とお子様で一緒に楽しんで欲しいと思います!

自然観察のメリット

公園で色・風・匂いを感じる

自然観察には、子どもの成長に優れた効果があるといわれています。

2001年に出生した2万人以上の子供を対象に文科省が行った追跡調査のデータ分析から、小学生の頃に自然体験や社会体験など体験活動の機会に恵まれた子供は、家庭の経済状況に左右されることなく、高校生の頃の自尊感情(自分に対して肯定的な感情)などが高くなる傾向が見られることがわかった。

教育新聞(2021.9.8)より

近年、様々な研究で自然の中での活動によるリラックス効果や五感を使った刺激が、子どもの成長やストレス軽減に効果的であるというということが分かってきています。

おぉ〜こりゃあ子どもたちを連れて大自然を満喫しに行くしかないねぇ!

でもそんなに毎回自然豊かな場所には行けないよ…

そんな時こそ、家の周りやごく近所の「身近な自然」を楽しむんです!

具体例を見ていきましょう!

昆虫採集・観察

春先のナナホシテントウ

昆虫採集といえばカブトムシやクワガタを連想するかもしれませんが、近くに環境の良い雑木林がないと難しいですよね。

でも、昆虫はカブトムシ以外にも、テントウムシバッタチョウなど子どもたちも喜ぶ種類の多くが身近な公園で見られます。都会でも結構沢山見られますよ。

花壇にやってくるアゲハチョウ

ダンゴムシ

まずはお庭のダンゴムシでもOK。じっくり観察してみて、お子さんが興味津々でしたら他の昆虫採集・観察にもチャレンジしてみましょう。

▼昆虫採集総合記事はこちら▼

川遊び&魚捕り

網ですくったヨシノボリやヤゴ

夏休みに川遊びに行く方も多いでしょう。BBQしたり、河原でバドミントンしたり。川に入って魚を追いかけたりする方も時々見かけますが、

何にもとれない…

なんて姿をよく見かけます。笑

でも、タモ網とその使い方さえ知っていれば、魚や生きものは割と簡単に捕まります。

タモ網は追い込む網

タモ網で魚を追いかけても、魚の方が早いので捕まりません。網は固定して、網の中に追い込むように魚を誘導するんですね。

もっと詳しい魚の捕まえ方はこちら

魚が捕れると川遊びもぐっと盛り上がりますし楽しいです。また、持ち帰って飼育してみたり、天ぷらにして食べてみたり(笑)。いろんな楽しみ方も出来ますよ。

▼川遊び総合記事はこちら▼

バードウォッチング(野鳥観察)

可愛い野鳥の姿を観察

バードウォッチングってなんだか難しそう…望遠鏡使うんでしょう?

という方も多いでしょう。

バードウォッチングに使うのは双眼鏡ですね。たしかにほぼ必須の道具です。高価ですし、使うのには少しコツがいります。ここが敷居の高いところでしょう。

はじめは双眼鏡無しでも大丈夫!

でも…双眼鏡があると世界が変わります。笑

双眼鏡の選び方はこちら

野鳥観察が出来るようになると、普段の散歩や通勤通学がとっても楽しくなります!

また、可愛い姿や動きを観察して眺めるだけでなく、声を聴いたり羽根を集めたりして楽しむのもまた一興。

さえずる声を楽しむ
拾った羽根をアクセサリーに

羽根アクセサリーの作り方

▼バードウォッチング総合記事はこちら▼

草花遊び

野草で即席寄せ植え

家の周りにもきっと生えてる野草たち。雑草なんて言われますが、ひとつひとつにキチンと名前がついてるんです。

よーく見ると、可愛らしいお花をつけていたり、面白い実やタネがついていたり。

カップにお花を集めるだけでも面白いですし、見て触って嗅いで面白い植物は沢山!ただしかぶれたりするものもあるので心配な時は触らずに。

カタバミのように触るとタネが爆発するものもありますよ。

ぱーん!と弾けるカタバミの実

改めて、足元をじっくり見ながら歩くと面白い発見があるかもしれませんよ?

身近な自然を楽しもう

子どもと遊んでいるご家族を見ると、

「あ、足元に可愛いテントウムシがいるんだけどな、気づいてないな。」

「目の前の枝に可愛い小鳥が止まっているのに!教えたい!!」

なんてよく思います。

ファミリーでなくても、普段の散歩がもっと楽しくなる自然観察。是非本ブログを駆使して、日常に自然の彩りをプラスしてみてくださいね。

自然写真の撮り方はこちら

▼お散歩が楽しくなる記事はこちら▼

ABOUT ME
ムーア
ムーア
フォトグラファー・自然解説員
大学を出て水族館に勤めたものの、
「水槽の中じゃなく、自然の中で生きものを観察してほしい!」
と思い、自然解説(野鳥・川・昆虫等の観察会)の仕事を始める。

現在は自然解説員として活動しながら、国内外で野生動物の写真撮影をしている。
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